7.異変 ページ11
リビングにやって来た悠夜と真田を白鋼は笑って迎えた。
我が家ではないのだが。
「真田〜お久しぶり〜」
「・・・」
「おわ、俺っちには相変わらず冷たい!!」
真田と白鋼は仲はいい。
真田は白鋼には冷たいが、なんだかんだよく面倒を見ている。
「あ、真面目な話していい?」
「フローライトが珍しいね。」
「悠夜、それはどういうわけ?」
フローライトを落ち着かせて、その真面目な話とやらをさせてみせた。
「覚醒者が少なすぎないかって話なんだけど、関西支部はそうでもないらしいよ。この関東だけみたい。まぁあり得る話かもしれないけど。でも討伐任務少なすぎるよ。覚醒者が襲ってこないなんて逆に不気味。」
夏音はその意見に同意のようだ。
「誰かが止めているのか。だとしたら何が目的だ。」
「知らないよ〜」
フローライトは無理だよと言いながら白米を口にした。
味がしないと言いたげだが、フローライトは単に白米が苦手なだけだ。
「他の異変から視点を変えてみよう。僕なら覚醒者を止めるより纏めて軍でも作りますかね。華籠を使えば一般人はひとたまりもありませんよ。」
真田の意見に夏音は口を挟む。
「利益は?覚醒者がいつ敵になり襲いかかるか分からないだろうに。」
「なら、覚醒者たちより強い人じゃない?」
「俺みたいに人ではないかも」
数々の意見を並べてはみるが、仮説の中でも可能性があるものは出てこない。
「様子見か。」
「手当たり次第は不味いよね〜」
全員は黙り込んだ。
〜〜〜〜〜〜
???「・・・君の為だから。愛しているさ、今でも。」
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作者名:クルーゼル | 作成日時:2015年5月11日 20時