好きじゃないけどドSな彼に使われる私。【名前変換】 (ページ2)

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入学式の次の日。

高校に慣れてからすぐのクラス替え。

せっかく1年生の2月に友達が増えたのにあっという間に、

クラスが離れてしまった。

でも、親友の村上が街で評判の占い屋に、

クラス替えのことについて占ってもらったことがドンピシャ。

村上「よっ!! 本当あの占い師のおかげだよね。」

同じクラスになったというパターンです。

朝から綺麗な制服を鞄で叩かれる。

A「もう村上痛いよ...!!」

どうせ今日はクラスの席替えだろう。

今は身長順。このおかげで村上の隣なのに不運だ。

落ち込みながらクラスに入って、

席について鞄を置いた。

あたりを見渡すと女の子は固まって恋愛の話。

処女歴＝年齢の私には全く興味がない。

このクラスの女子で処女を卒業していないのは私だけ。

17で卒業してなくて何が遅いのだろう。

みんなが早いだけじゃないか。

ぶつくさ心の中で文句をいいながら教科書を入れた。

村上「今日もかっこいいよね。早瀬くん」

村上が指差す先には、

男子に囲まれスポーツの話題で盛り上がっている早瀬俊くん。

クラス替えしてもこんなに囲まれる人っているんだよな、

そう思いながら「まぁね」と小さく返した。

全く、村上は他校に彼氏がいるのに。

友達さえ少ないのにクラスの不満を心のなかでぶちまけると、

ぱっとしないチャイムがなった。