7. 提案 ページ7
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" 19時には帰れるから先入っといて "
' わかった、じゃあね '
彼女は俺の誘いをいつも突然すぎると言う。
そんなことを思い出したのはこの通話を切ってからやったから、
今日もまた当日電話一本で呼び出してしまったことを悪いなとは思った。
けど、家のドア開けたらAはそこにおって
『ただいまー』
「あ、おかえり！」
美味しそうな匂いとともに笑顔で出迎えてくれる。
エプロン付けてフライパンを握って夕飯作ってるその小さな後ろ姿を見とったら
合鍵ならとっくに交換し合っとるけど、そりゃ思う事はただ一つで。
『………なあ、もう一緒に住まへん？』
「、えっ？」
気付いたら後ろから彼女の腰に手を回して、そんな発言をしとったんやけど、
『……あかん？』
「なにもう、またそんないきなり、」
呆れたように笑われる。
『まだ早いって言いたいん？』
「いやそうじゃなくって、」
彼女は真剣に答えようと思ったのかコンロの火を消した。
『……なくて、なんなん、』
俺も俺で、イエスと言ってもらえる確信もないままこんなん提案する勇気はないし。
わかっているからこそ、Aに言わせたい。
『俺と住むのは嫌なん…？』
すると、首を振ってこっちを向いた彼女。
「そんな訳ないじゃん！」
よっしゃ、食い付いたでコレ。
『だったらええやん、何があかんの』
「……だって、自宅からの通勤定期とか更新したばっかだし、」
…え、経済面での心配なん？
そんなん俺がいくらでも出すんやけどな……
Aらしくて、笑ってまいそうになるのを堪える。
「あと、なんか色々やらないといけないことありそうだし」
『あー……』
「それに、」
まあ確かに住所変わる訳やし色々と大変か、と俺も今更ながらに考えた。
けど、そんなんどうでもええやろ。
一緒に住みたいんやもん。
『……それに何？』
こうしてちゃんとスーパーで安くなったもん効率的に買ってきてくれるし、料理は美味いし、
何より、めっちゃええ女やで？
ほんま誰かに取られる前に今すぐにでも嫁にしたいんやけど。
「………それにさ、」
未来の嫁は何を躊躇ってんねん。
「すばるくんは、みんなのアイドルでしょ」
『………えぇ？』
何を言い出したかと思って変な声出てもうた。
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ぼぶこ(プロフ) - psycheighterさん» キャラ大丈夫かなと思ってたんですが、そう言っていただけて嬉しいです(笑) 大倉くんですね！ご意見ありがとうございます(^^) (2018年7月30日 15時) (
レス) id: 77ed90e035 (このIDを非表示/違反報告)
psycheighter(プロフ) - こんにちは、大倉くんの話がよみたいです。あと、会見の後もお話は読みたいと思っています。もう、すばるくんの『抱き締めてくれ』が最高に笑みがこぼれました。ありがとうございました。 (2018年7月30日 14時) (レス) id: b7d4950221 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 更新ありがとうございます。一週間たって少し落ち着いてきました。ぼぶこさんの無理のない範囲での更新をお待ちしています。 (2018年4月22日 1時) (携帯から) (レス) id: 70af02b709 (このIDを非表示/違反報告)
とこに。(プロフ) - 初めまして。私は未だにあのショックを引きずっていて立ち直れていません。ですがぼぶこさんのこの小説を読んで少し穏やかになれました。私はぼぶこさんが綴る言葉が大好きです。これからも応援していきます。ありがとう。 (2018年4月20日 23時) (レス) id: 837c30b592 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 初めまして。まだまだ悲しい気持ちを引きずっていますが、ぼぶこさんの書くすばるくんに会いたいです。 (2018年4月20日 0時) (携帯から) (レス) id: 70af02b709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼぶこ | 作成日時：2018年4月2日 5時
