13. 狩 ページ14
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「今日ジャムのリハだけやから、昼くらいには帰ってくると思う」
私が休みの日だろうと彼のスケジュールは入ってることが多い。
朝、マネージャーさんのお迎えの車で仕事に向かったすばるくんは、そう言った通り、お昼過ぎには帰宅した。
玄関で音がして「ただいまー」と少し掠れた声が聞こえてくるのはもう日常のひとつで、
今日みたいな日だと私はソファで借りてきた映画を観てたりする。
『おかえり』と返すと、部屋着に着替えた彼が隣に座ってきて肩が触れる。
こんな生活が当たり前になっていた。
「今日めっちゃ楽しかったー」
『あ、ほんと？、歌ったの？』
「ん、ギターやけど」
声は落ち着いてるけど、顔を見たら、子どもが砂浜で綺麗な貝がらを見つけた時みたいな満足げな顔。
口角が上がらないように堪えてるけど、私がよく見るすばるくんの嬉しい時の顔はこれだった。
映画が終わって画面がエンドロールへと変わると、「なー、モンハンしてええ？」とテレビ台の下をガサガサし始める。
「さっき大倉も帰ってたから今頃やってんちゃうかな」
『でた〜大倉くん(笑)』
いつもすばるくんがやってるのを見てるだけだからやり方とか全然わからないけど、フレンド招待とかいうやつで大倉くんとか横山くんとオンラインで繋げてるのは知ってる。
「おー、すぐ来たやん(笑)あいつ暇やな」
『…すばるくんもね』
カチャカチャとボタンを操作しながら、ふふ、っと笑いをこぼす横顔にこっちも微笑ましい。
でもゲームを始めると彼は全然かまってくれなくなるからほんとやだ。
『ねーねーねーねー、』
「んーなに？あ、…あーっ！！やばいやばい！」
それにずっとうるさい。
でっかいモンスター出てきてるしなんか負けそうになってるから、今話しかけて倒せなかったら私のせいだとか責めてきそうでめんどくさい。
でもこれだけ楽しそうにしてるのを見てるとちょっとやってみたくなる。
「っしゃ！！！きたわ、ナイス！大倉！」
『なんかいっつも大倉くんが倒してくれてない？』
「えっなんか言うた？」
『なんでもない…ねえ私もやってみたい！』
何気なく言ってみたら、やっとこっち向いてくれたすばるくん。
「え、やってみる？」
『いいの！？』
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ぼぶこ(プロフ) - psycheighterさん» キャラ大丈夫かなと思ってたんですが、そう言っていただけて嬉しいです(笑) 大倉くんですね！ご意見ありがとうございます(^^) (2018年7月30日 15時) (
レス) id: 77ed90e035 (このIDを非表示/違反報告)
psycheighter(プロフ) - こんにちは、大倉くんの話がよみたいです。あと、会見の後もお話は読みたいと思っています。もう、すばるくんの『抱き締めてくれ』が最高に笑みがこぼれました。ありがとうございました。 (2018年7月30日 14時) (レス) id: b7d4950221 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 更新ありがとうございます。一週間たって少し落ち着いてきました。ぼぶこさんの無理のない範囲での更新をお待ちしています。 (2018年4月22日 1時) (携帯から) (レス) id: 70af02b709 (このIDを非表示/違反報告)
とこに。(プロフ) - 初めまして。私は未だにあのショックを引きずっていて立ち直れていません。ですがぼぶこさんのこの小説を読んで少し穏やかになれました。私はぼぶこさんが綴る言葉が大好きです。これからも応援していきます。ありがとう。 (2018年4月20日 23時) (レス) id: 837c30b592 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 初めまして。まだまだ悲しい気持ちを引きずっていますが、ぼぶこさんの書くすばるくんに会いたいです。 (2018年4月20日 0時) (携帯から) (レス) id: 70af02b709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼぶこ | 作成日時：2018年4月2日 5時
