【銀魂】宇宙船の旅で【神威】

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神威side


昔戦った夜兎の女の子を春雨につれてきた。
目が虚ろにはなっているが、食料を与えればあの時みたいに戦えるようにはあるだろう。


「団長、とりあえず水やれって医務室からよ」

「早く元気になって俺と戦ってほしいな〜」

「そればっかりだなぁ、昔って言ったってそこまで強くは無かっただろ？」

「でもあの団員相手に一発当てたんだろ？それでも見込みはある、鍛えればそうとう強くなる」


それに、鳳仙の旦那も強い子を産むって言ってたしね。


「俺はまた書類でも片付けて来る。どこかのすっとこどっこいが原因のな」

「それは助かるよ、いま手が離せないからさぁ」

「ったく、医務室に預けりゃいいだろ」

「たしかに、じゃあ医務室に預けて、俺は暇つぶしでも...」

「テメェの仕事があんだろ、俺に全部押し付けんなよ」


俺は彼女を抱えて医務室に連れていった。


「じゃあ、よろしくねー」


復活するのが楽しみだ。
強くなってたら嬉しいなぁ。まあ、弱くなってても俺が育てて強くするけどね。

強さに男女は関係ない、夜兎なら尚更。
だから、病み上がりの彼女だとしても手加減はしない。

俺は阿伏兎に怒られる前に書類の仕事を適当にこなした。


「団長、あの嬢ちゃん２日はかかるぜ」

「何言ってんの、阿伏兎。あの子は夜兎だよ？」

「そういう問題じゃねぇよ、すっとこどっこい。勝手に連れ出したんだ、状況理解するにも時間がかかる。警戒をとくのにも時間がいる」

「警戒された方が戦いやすそうだけどね、慣れると情が出るかもしれないだろ？あの子にね」

「ったく...」

「俺はあの子と戦いたいだけだって言ってるだろ？」

「はぁ、弱かったら捨てる気か？テメェが拾ったヤツは責任持てよ。俺たちは好きに乗ってきたが、あの嬢ちゃんは誘拐したんだ」

「捨てないよ、俺がちゃんと育てる。だから、俺がどう育てても文句言わないでね、阿伏兎」

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