【銀魂】宇宙船の旅で【神威】

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阿伏兎side

嬢ちゃんにはきついことを言っちまったが、別に嬢ちゃんが邪魔なわけではない。
まあ団長が扱いにくくなったのは事実だが。

まあ刺激した、というやつだ。


まああれは俺なりの提案だ。
母星に帰ってゆっくりするのもいいことかもしれねぇ。
あいつの母星は生きられるような場所じゃないがな。

ああいわれて帰ってこなけりゃそれまで、帰ってくればいつまでもこき使ってやる。
それだけだ。


問題は団長だ。


あいつ自分で面倒見るとか言っておいて、何もしねぇじゃねえか。
最初は嬢ちゃんにべったりだったが、急に何もしなくなりやがって。

まあ思春期ってやつかねぇ、まだ若いしな。


でも放っておくわけにはいかないな。

団長にはしっかりしてもらわねぇとな。



「おーい、団長さんよ」

「阿伏兎、どうしたのわざわざ」


俺が出向いて、嬢ちゃんの世話しろって説教だなこれは。


「嬢ちゃんのことでな。ちょいと話がな」

「Aのことか...」

「お前さん、拾ったからには世話する、育てるっていったろ？だったら責任もって最後までやるんだな」

「はぁ、説教かー」

「当たり前のことを言っただけだ。仕事に私情を持ち込むんじゃねぇよ。あいつの世話も、仕事のひとつだ」

「...」

「ちゃんとやれよ。団長」


わざわざこんなこと言うなんてな。
まだあいつは子供だねぇ。

団長にそこまで影響力のある嬢ちゃんは、興味深いがね。
ただの色恋かと思ったが、ちょっと複雑そうだ。

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