【銀魂】宇宙船の旅で Ⅱ【神威】 (ページ2)

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「秘書にならない？」

『は…？？？』

Aにはわけが分からなかった。
神威はいつもの笑顔で淡々と話始める。

「だから、秘書だよ。俺のサポートお願いね」

『私に出来るわけないだろ、お断りだ』

「団長命令だよ、明日からよろしく」

『話を聞くんだ、神威。何をすればいいのか分からない、説明してくれ』

Aは神威に問い詰める。

「んー、阿伏兎みたいな仕事？」

『なら阿伏兎がいるだろ』

「阿伏兎はほら、忙しいから。俺の面倒まで見れないって」

『私もお前の面倒を見れるほど器は大きくない』

Aは頑なに断る。

「なんでー？まあもう決定なんだけど」

『そんな無茶な.......』

「大丈夫。俺のスケジュール管理だよ、あとは隣にいるだけでいい」

『は、はあ…』

「スケジュール管理については阿伏兎から聞いてよ。明日からよろしくね」

無茶ぶりをされて、神威の部屋から追い出される。
理不尽にも程がある。
仲直りしてすぐにこれか。

『はぁ…』

Aがため息をつくと、阿伏兎に聞かれたらしくどうしたと話しかけられる。

『いや実は、秘書をやれって神威から』

「秘書ねぇ…」

『スケジュール管理については阿伏兎から聞けって』

「人任せかよすっとこどっこい…」

阿伏兎に手招きされて仕事部屋に向かう。
少し厚い本を手渡された。

「スケジュール帳だ、開くとここ1年間の予定が入ってる」

『なるほど…』

「団長のスケジュールを管理しろったってなぁ…」

スケジュール帳をパラパラとめくっていく。

「とりあえず明日は任務書類の作成だな。メモっとけ」

『うん…』

「これには全体予定しか書いてねぇし、変わることなんてざらにある」

『はあ…そんなのできるのかねぇ』

「嬢ちゃんに連絡用の装置を渡したいところだが、支給されるのは団に2台だからな…」

『神威と阿伏兎が使ってるんだろ？私は使えないんじゃ…』

「団長ねぇ、あいつチェックしてないかもな。貰えるか交渉してみたらどうだ？」

『また団長の部屋か…今日は休みたいのに』

「愚痴ならあいつにいってくれよ」

Aはまた神威の部屋に向かった。