恋愛感情【おそ松さん】 (ページ5)

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イケナイ恋ページ5

チョロ松side

新入生がこちらを見てくるのに対して、僕も威嚇するように睨む。

その理由は桜木A。

家の学校の2年生で、容姿端麗、そして秀才、そして誰にでも優しい。

この学校の人気者のひとりだ。

何故僕が新入生を威嚇するように睨んでいるかと言うと、好きだからだ。

僕は、生徒に恋愛感情を抱いている。

え？常識的に考えておかしいって？

あのね、恋には権利がないから。

そりゃ先生が生徒のこと好きって思うのは一般論としてはダメだけど………

今多いでしょ？年の差カップル。

僕とAちゃんは6歳差。

最近は10歳差とかも見かけるし………

付き合えないことはないと思うんだ。

なんで僕が彼女との恋愛に熱くなっているかというと、彼女に救ってもらったからだ。

多分Aちゃんは覚えてなと思うけど。

僕が高校三年生の時、大学へ進学するか働き出すかでずっと悩んでいた。

その時だ。

『お兄さん！』
と声が聞こえた。

チョロ「…………何」

と、僕は答える。
多分色んなことにむしゃくしゃしていたんだろう。

とても素っ気なく返事をした。

『お兄さん、なにか悩み事？もしかして大学進学のこと？』

彼女は僕が悩んでいることをすぐに当てた。

チョロ「そ、そうだけど………」

『もー、お兄さん！笑って！』

そう言って彼女は僕のほっぺたを持ち上げる。

チョロ「いひゃい………」

『ふふっ、お兄さん！やっぱり笑った顔素敵だね！』

そう言ってにこっと笑う彼女の笑顔に、僕の鼓動は早まった。

『じゃあね、お兄さん！笑顔で頑張れ！』

僕は、昔Aちゃんから言われたとうり毎日笑顔でいる。

だから彼女の事が好きなんだ。

おそ「おっ、チョロちゃんどしたのー？」

チョロ「チョロちゃん言うな！一応お前より年上だから！」

話しかけてきたのは松野おそ松。この学校の国語担当の教師だ。

まぁ高校の後輩でもあるんだけどね。

おそ「あー。Aかー！可愛いよな、A！」

そう言ってにししっと笑うおそ松。

……え！？今なんつった！？

心の中でそう叫んだ。

追加設定
チョロ松は生徒であるAに恋心を抱いている。