検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:100,882 hit

12話 大敵 ページ14

髑「白狐!!すぐにそこから離れろ!!」


黒帯の声がして目の前に視線をやると拳がとんできた


咄嗟に首をひねらせて壁から離れるが、さっきの衝撃で頭を強く打ってしまいフラフラする


視界もグラグラしていて気持ちが悪い


ぼやけながらも刀が見えてすぐに構えたが、足元がふらつき床に倒れた



「女にしては体力あるじゃねぇか

さっきので死なねーとはな。普通の奴なら死ぬぜ」



少しずつ私に近づいてくる


黒帯が攻撃するけど反射神経がいいためにすぐ避けられる



起きろ、立ち上がらなきゃ...!





グラグラして目の前も揺れているために腕に力が入らない


鶯丸と写しをするべきだけど集中できない



やられる前に聞いておこう





『あなたは...どうして暴力を、ふるって...いるんですか...!』



一番の原因。これが分からないといけない


「決まってるじゃん。女に捨てられた腹いせだよ」



......はぁ?




...こいつ、そんな理由で刀剣男士に暴力を?




「ずっと付き合ってたのになぁ。いきなり他の男ができたから別れるだと...
女は体さえありゃいいもんなぁ!」


『あぁああぁぁあ!!』



上に審神者が乗ってきて刃先を利き腕に刻んできた


痛い痛い痛い


まるで焼かれるような痛さが全身を回る



「はははっ良い声だなぁ!体もほせぇし良い声だし


さぞその顔も綺麗なんだろうなぁ



そういや、折った刀の破片もキラキラしてて綺麗だったなぁ」




その瞬間、一気に寒気が来た


まずい。お面だけは取られてはいけない



お面を取ろうとする手を掴み遮るが
もう片方の手が首を掴んできた




しかも空いてるほうの手は腕を刻まれて力が入らない


『あ"...ぁ...』


息ができない



髑「やめろ!!!さらに重い罪になるぞ!!」



黒帯が羽交い締めにするがその腕を掴んで窓に投げ飛ばした




あのキラキラもの...やっぱ刀の破片だったんだ

13話 終止→←11話 油断



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
79人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:三日月 | 作成日時:2018年8月9日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。