用心棒が過保護すぎます！【黄】

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るぅとside


家に帰ると位が下の組員が並んで挨拶をしてくる。


「お帰りなさいませ、るぅと様！用心棒様！」


全員で何人いるのかは分からないけど20人くらいは居るんじゃないかな。


隣のAを見てみるとちょっと不機嫌そうな顔で立っている。


いつものことなんだし、もういい加減慣れればいいのに。「用心棒様」呼び。


る「ただいま。」


『ただいま戻りました。』


Aは毎日の学校も任務だと思って行動するんだって。


だから自分よりくらいの低い人たちに対しても「ただいま戻りました」って言うらしい。


『るぅちゃん、荷物お持ちしますよ。』


る「お願い。ありがとう。」


『いえ、お安い御用ですよ。』


僕達はそれぞれの個室と、2人で会議する用の部屋を持っている。


階級が上じゃないともらえないんだよ。僕は時期組長だからね。


だからさっきの下の位の組員は別の遼みたいなところに暮らしているらしい。行ったことないけど。


2人で会議する用の部屋に情報を仕入れるためのパソコンとかが置いてあって、


自分の部屋にはベッドとか、学校のものがおいてある。


組のことと学校のことを切り離して生活するためにAと決めたこと。


『いつもと同じで部屋の前に置いておきますね。』


る「ありがとう。」


荷物を置いてAとの会議部屋に行く。


る「もう任務のことやってるの？」


『今日中にこいつのデータベース資料作んないとなんで。』


る「関係ない話しても大丈夫？A。」


『いいですよ。』


る「僕ってなんであんま任務ないんだろうね。」


そう、僕は資料作りも実戦もやらせてもらえない。1ヶ月に1回あるかないか。


『それはるぅちゃんに死 なれたら困るからでしょう。』


る「僕だって下っ端より強いし、階級も上じゃん。」


『そんなに言うなら私の今日の任務について行きます？』

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