用心棒が過保護すぎます！【黄】

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Aがいない。今日一緒に任務する予定があるから確認したかったのに。


Aの部屋は覗けるわけないから声をかけたけどいないし。屋敷広すぎて行き違いしたのかな。


る「Aー？」


『お呼びですかー？』


どこだ？適当な場所で名前を呼んだら返してくれたけど…見当たらないし。


『多分次の曲がり角を右に曲がって大股3歩歩いてー、左の扉開けてみて。』


めちゃくちゃ細かいけど具体的な説明をされたのでいう通りに進んでいく。


ここって研究室だよね。毒作ってたのか、納得。基本僕はここに来ないからな。


る「Aー？入っていい？」


一応声をかけてみる。Aは僕の姿を見ないで案内したから合ってるか不安だしね。


別にAを疑ってるわけじゃないけど。耳いいから声の位置でわかったんだろうな、ってことくらいわかる。


『全然入っていいよ。危険な毒じゃないから。』


そう言われたので入ると、普段は見ない白衣姿のAがいた。手にはビーカーを持っている。


『素手で触んないでね、解毒はできるけどﾀﾋぬ可能性もゼロじゃないから。』


怖い忠告を受けたけど毒を見に来たわけじゃないからそんな触らないはず。転ばなければ。


る「今日の任務について聞きに来たんですけど。」


『ああ、さとみところんも行くことになったから。』


初耳なんだけど。誰も教えてくれないじゃん。初4人任務、連携取れるかが1番不安だな。


る「その話知らなかったんだけど。立ち回り変わるんじゃないの？」


『いや？そこまで大幅に変わらないですよ。こっちが合わせるんで。不安にならなくていいよ。』


そういうAがすごいかっこよく見えた。

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