用心棒が過保護すぎます！【黄】

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組長の部屋から退室して。今は僕たちの会議部屋に向かってる途中。


『あのさ、るぅちゃん眠い？』


る「なんで？今日はそこまでですけど。」


『気ぃ抜いてたでしょw』


ほらやっぱり。いじられるじゃん。しょうがないじゃないですか、僕は初めて知ったんですし。


る「うるさい。Aは知ってたんでしょ？脳内処理が追いつかなかったの！」


『はいはい、そう言うことにしておきまーす。』


なんか余裕そうなのがムカつくんですけど。Aらしいと言うことで気にしないでおこう。


『あ、ここです。基本任務関係の時はここで作業します。入っていいですよ。』


さ「ありがとうございます。」


僕とA、ついでに柊さん…いやころんさん？は元々の定位置に着き、


さとみさん？はころんさんの隣に座っていた。この部屋に4人も人がいるの新鮮な感じがする。


『とりあえず自己紹介しますか。えー、Aです。コードネームはアネモネ。よろしく。』


る「あ、瑠夏です。コードネームはるぅとです。よろしくお願いします。」


Aが思ったよりフレンドリーに接していることに驚きながら自己紹介をする。


でも任務帰りに話してるのか。つまり…まるっきり初対面なのは僕だけ？なんか悲しい。


こ「さっきも言いましたが葵木論です。コードネームはころんです。よろしくお願いします。」


さ「桃里さとみです。コードネームはそのままさとみ。よろしくお願いします。」


さとみさんところんさん…覚えなきゃ。そこまで難しい訳じゃないけどね。


『私たち一応17なので敬語じゃなくて大丈夫ですよ。』


こ「僕は19です。知ってると思うけど。これまで通り敬語外すね。」


さ「あ、俺は22です。敬語外すけどAさん達も敬語使わなくていいから。」


『はい、了解でーす。』


もしかして話についていけないの、僕だけ？こういうのは苦手なんだって。


る「癖で敬語が出ますけど気にしないでください…」


こ「全然気にしないから大丈夫だよ。るぅとくんはるぅとくんだしね。」


笑顔が眩しい。ここまで言ってくれるんだ。やっぱりいい人じゃん。


この人たちがる組に入ってくれてよかったかも。

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