34 ページ35
？「俺は元々こいつ…相方より前に黒百合組にいました。出会ったのは6年前？くらいで。
俺らはすぐペアになって任務をやっていました。そこまでは普通に他の組と同じだと思うんですけど。
まあ黒百合組の組長がおかしいというのはその頃から気づいてました。
前々から聞かされていたんです。黒百合の花言葉は“復讐”や“呪い”だってことを。
その時はあまり気に留めていなかったんですが、だんだん組内のカーストが上位になっていくと
さっきも相方が言ってたんですけど殺し合いをさせられるようになりました。
俺らはそんなこともちろんしたくなかったし、そのやり方をやめて欲しいと直談判もしました。
でも、その度に黒百合組は“月下美人”という正体不明の2人組を滅ぼすための組だと言い、
聞いてくれませんでした。俺らはなんでその“月下美人”という人たちに執着しているのかは分かりません。
話を戻すんですけど、ずっと一緒に任務してるので相方の気持ちはちょっとくらいわかるんですよ。
ストレスになっているのは前から知っていたし、これ以上気を病んでほしくなかった。
だから相方を追い出した。こういうと聞こえが悪いですけど、黒百合組から離れてもらった。
る組はここら辺で1番強いから、気の狂ってる俺らの組も難なく倒してくれると思ったんです。
俺も殺されてもいいから、相方だけは、相方だけは助け出したい。その一心でした。
幸い相方に助けてもらいここにいるんですけど。る組には本当にお世話になりました。
相方の話を聞いて、相方を生かしてくれてありがとうございました。」
僕の思っていたより壮絶な裏側があったなんて。
誰この人、とか思ってた自分を殴りたいくらいです。
組長「話してくれてありがとう。ところで君たち、帰るところはないのだろう？」
柊「はい、お恥ずかしながら。」
？「お前日本語おかしくね？」
柊「うるさい。」
あれが素の柊さんなんだ。あまり関わってなかったけどそんなことを思ってしまった。
組長「じゃある組の組員にならないか。アネモネもその話を持ちかけていてくれた。
もちろん君らが黒百合組の人間だったことはここにいるものしか知らない。どうだ？」
久しぶりに組長の何を考えてるか分からないような笑みを見た…
向けられてるのは僕じゃないけど、怖いと思ってしまう。
柊「僕たちは…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「すとぷり」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
aquamarine - 紫月まろ。＠ばか同盟。相方:めんたいこ。さん» きゃー！久しぶり！まろちゃん、コメントも感想もありがとうー！！自分のペースで更新頑張ります。 (11月26日 13時) (
レス) id: e0e632cc2d (このIDを非表示/違反報告)
紫月まろ。＠ばか同盟。相方:めんたいこ。(プロフ) - あくちゃん久しぶり。関連作品から飛んできた！とっても面白かったです。無理せずでいいから続き待ってるね。 (11月26日 12時) (レス) @page10 id: 8df9f4247d (このIDを非表示/違反報告)
aquamarine - 雨萩さくりさん» コメントありがとうございます！嬉しいです。自分なりに更新を頑張っていこうと思います。 (11月25日 13時) (レス) id: e0e632cc2d (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - イベントに参加してくださりありがとうございました！るぅとくんが守られている側なのがいいなって思いました✨マイペースに更新頑張ってください……！！ (11月25日 13時) (レス) @page9 id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：aquamarine | 作者ホームページ：なし
作成日時：2023年7月23日 16時
