用心棒が過保護すぎます！【黄】

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今日もまた1人…柊さんとの接触のタイミングを測れないまま時間だけが過ぎていく。


何回か話そうとはしたんだよ。でもAがそのタイミングをかっさらっていく。


ほんとにさ、狙って話しかけてるよね絶対。“パルファンちょっといい？”っていつも先に言われる。


もう一回ハックもしてみたけど、やっぱ名前はなかった。データの進捗もない。


そろそろ寝ようかな、なんて思いながら過ごしていると玄関の辺りでものすごい音がした。


最初は部下が何かやらかしたのか、そう思ったけど不審だから一応武器を持って向かってみる。


今の僕の姿誰かに見られたら笑われるだろう。逆に僕が不審者みたいな感じで警戒しすぎかな…？


やっぱり僕はAにいつも守られてきた。だからこんな時1人だと怖いんだよ。情けないけど。


僕の体感だと5分ぐらいかけてやっと玄関に辿り着く。


ん？玄関は思ったより騒がしいけど緊迫した雰囲気はない。なんでだ？


見てみるとAと柊さんが帰ってきていた。嘘でしょ、こんな早いことはなかった。


でも2人とも任務帰りなことが痛いほどわかる。全身返り血まみれで所々切られたような傷もある。


Aは相当な人数を相手にするか、めちゃくちゃ強くないとここまでボロボロにならないはず。


難しい任務だってことがよく伝わってくるしこのための外出だったなら忙しさも納得がいく。


そんなことを思っていたら2人の後ろに見慣れない顔があった。


身長がまあまあ高いピンクアッシュっぽい髪色の男の人。柊さんと仲良さそうだから彼氏とか？


組長「任務報告してもらおう。るぅとも着いてきなさい。」


組長⁉︎いつの間に…僕も呼ぶってことは用心棒関係のこともってことかな。


る「はい、組長。」

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