用心棒が過保護すぎます！【黄】

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るぅとside


訓練を30分くらい続けていると、


『るぅちゃん、もう7時でございます。朝食を食べに行きましょう。』


もうそんな時間か。学校もあるし、切り上げるか。


る「分かった。あと汗を拭きたいんだけど。」


背中に服が張り付いて気持ち悪い。これをどうにかしたいのだ。


『あ、すみません。はい。こちら濡れた手ぬぐいです！』


る「ありがとう。」


2人並んで朝食の席に着く。


『おはようございます、組長様。今日もるぅと様に傷一つ付けぬよう努めさせて頂きます』


組長「おはよう、アネモネ。今日も宜しく頼むよ。」


『はい、組長様。』


る「おはようございます、組長。」


組長「おはよう、るぅと。鍛練をコツコツ積み重ねた先に成果がある。今日も頑張れよ。」


る「はい、組長。今日も精進できるよう頑張ります。」


組長は僕の父親だ。でも組の規則でお父さんと呼んではいけない。


今はもう慣れたけど、昔は怒られてばっかだったなぁ。懐かしい。


『組長様、一つ相談したいことがありまして。今お時間大丈夫でしょうか。』


組長「ああ、大丈夫だが。改まってどうした？」


『訓練場を使わせていただこうと思い、今朝るぅと様と行かせていただきました。


訓練場の器具が半分以上出ており、規則の片付けは使った者が、


というものが守られておりませんでした。というご報告です。以上です。』


組長「本当か？お前達ではないのだな。ありがとう。」


『いえ、組員として当然のことをしたまでです。』

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