用心棒が過保護すぎます！【黄】

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『ねぇ、暇だし手合わせしようよ。』


る「はぁ？何言ってるの。」


『手合わせ！』


最近Aも任務が少ないらしくてうずうずしてる。いや、任務無いのが1番良いことだよ。


戦闘狂じゃん。と言うか僕負けるよ？Aには絶対に勝てない。


『もっと大きい声で言わなきゃダメ？銃久々に使ったら耳おかしくなったの？手合わせ‼︎』


る「最初から聞こえてます！耳元で叫ばないでよ。」


『何言ってるのって言われたからじゃないですか。2回目無反応だったし。』


近年稀に見るAのアホだ。普通にテストの点はいいはずだし戦闘時の頭の回転の速さは凄いはずなのに…


る「違いますー。急にそんなこと言うからびっくりして言っただけ。


で、僕絶対負けるよ？それでも僕と手合わせするの？」


『するに決まってるじゃん。と言うか組長最近2人で任務させようとする考えに変わってるらしいし。』


あぁ、男が守られてるだけじゃダメだからって言うことか。


前に僕も聞いた気がする。ペアでやると組1番の強さになると思うからって。


『つまり、時間空いてる組員全員vs私たち2人！めちゃくちゃいい案じゃない？』


る「もう、いいですけど。僕が雑魚だって馬鹿にしないでくださいね。」


『それは保証できなーい！』


そう言いながら任務用のスーツを取り出す。


え、それにわざわざ着替えるの？めんどくさいしいつもの訓練着でいいじゃん。


る「なんでわざわざそれを…」


『本当の任務だと思ってやらなきゃ。動きにくい状況でもできるように。』


る「はいはい。それぞれの部屋で着替えてよ。」


『当たり前じゃないですか！何そんな私が馬鹿みたいなこと言うのよw』


それは貴方がやりかねないからです。そんなことを思ったが


口に出すとAの地雷を踏んでしまいそうだったからやめておいた。

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