用心棒が過保護すぎます！【黄】

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あー、もうなんなんですかここ。


一歩踏み出すだけでナイフが降ってきたり、急に壁が迫って来たり。


罠っぽい物がなくても何かが出てくるし。多分同じ道をぐるぐる回らされてる。


相手には多分こっちの状況が分かってる。そこから攻撃してるんだ。


攻撃してくる場所は一定だし、その前に風を切る音が聞こえる。


そこに向かって撃つか？行動をしないよりいいんじゃないですか。


“ヒュッ”


今だ、そっちに向かって撃つ！


バァン！


遠くでうめき声は聞こえたけど…そう思ったら壁が向こう側に倒れた。


よかった、成功した。後ろから殺られないように注意しながらここの組長がいるであろう場所へ進む。


中からは声が聞こえてくるけど、内容はうまく聞き取れない。僕から攻めるしかないか。


気配を消して組長に近づく。データーの写真と一致してる、こいつだ。


バァン！


頭目掛けて撃つ。だが避けられ、頬を掠っただけだった。速い…


まあ死角に隠れて見よっかな。任務が成功したか確認のために。


なんでか？これはAからもらった銃。ナイフとか、体術の方が得意なAのやつだよ。


Aは銃はそこまでうまくないんで、って言って弾に毒を塗っているから。A特製のね。


だから掠っただけでも息の根は止められる。相当な毒への耐性がなければ。


待って、めちゃくちゃ人出て来たんだけど⁉︎夜中の0時なんだけど。もう帰って休みたい。


Aの毒撒いとけば全員殺れるけど…僕も吸ったら危ないし。あんま使うなって言われたんだよね。


バァン、バァン！


もうめんどくさいから頭目掛けて適当に撃っとこ。死角から撃っているからかすぐ倒せた。


なんだ、弱いじゃん。心臓の音はもう聞こえないから、任務終了だ。


る「アネモネ、任務完了。」

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