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それも、かなりの煽り顔で。
『くっ…顔がいいから許されるんだよ…』
「知ってるー」
Aとは反対に、上機嫌な五条である。
夏油はちらりと時計を見た。
「そろそろ帰ろうか」
「ん、もうそんな時間か」
『時間過ぎるの早いね』
そうして3人は帰路についた。
「送るよ」
夏油がそう言うも、Aは断った。
『いいよ、大丈夫。2人ともありがとう、また遊ぼうね！』
Aがそう言うと、五条はAの頭に手を乗せた。
そしてわしゃわしゃと撫でる。
『わ、どうしたの悟くん』
「お前、なんか可愛いな」
『えっ』「え、」
Aと夏油の言葉が重なる。
想定外の言葉だった。
初対面で女を見て、セ○レ？と言ってきたあの悟が、
いつも人を見下しているようなあの悟が、
Aを可愛いと言うのは想定外すぎる。
『どうしたの…？』
「俺さ、一人っ子で、妹いたらこんな感じなのかなって」
『私…同い年だよ？』
「でもお前、行動がガキじゃん」
『……』
訂正しよう。
五条悟はどこまで行っても五条悟である。
顔が良すぎる五条悟。
普段女から向けられる感情は恋愛感情が多い。
だからイケメン、最強呪術師、などを構わず、彼自身を見てくれる高専内は居心地が良かった。
そして彼女もそのうちの一人である。
そんな彼女はまるで妹のように思えてくる。
「気をつけて帰れよ」
『うん、ありがとう、2人ともまたね』
「あぁ、またね」
そうして別れた。
✱
帰り道、五条は夏油に話しかける。
「お前さ、なんでアイツに肩入れすんの」
「別に…助けた責任っていうか、彼女の自 殺行為を、止めてしまったんだ」
「そんだけ？」
「うん」
五条は納得していなさそうな顔だった。
「最初はやる気なかったんだけどね」
「今はあるんだ？」
「いや、今も仕方なくだよ」
「その割には随分今日俺に嫉妬してたじゃん」
「え…」
夏油は思ってもいなかったことを言われ、戸惑う。
「してないよ」
「ふーん、あ、あのアイス食いたい」
五条がそう言って走り出すので、夏油はその後ろをついて行く。
だが、夏油は五条の言葉が頭にこびりついて離れなかった。
嫉妬、
気付かぬうちにしていたのだろうか。
夏油はそんなことを考えながら、五条に手渡されたアイスを口にほおばった。
貴女の彼氏or彼女は？？
新田新
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結衣(プロフ) - コメントありがとうございます。とっても元気が出ました！更新頑張りますね！！ (3月31日 19時) (
レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
えす - 続きおねがいします！！！ (3月31日 18時) (レス) @page30 id: 93a8495db4 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 神様さん» お返事が遅れてしまいすみません。そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2月2日 16時) (レス) id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 面白かったです!更新がんばってください! (1月21日 18時) (レス) @page24 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - ありがとうございます(≧▽≦)面白かったです! (1月17日 18時) (レス) @page22 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結衣 | 作成日時：2023年11月28日 19時
