55話 ページ11
あなたside
＿＿＿＿一通りオムライスになるものを買うと、マサイくんが荷物を持ってくれた。
＿＿＿＿でも
｢これは私が持ちます｣
マサイ｢でも重いから｣
｢大丈夫｣
マサイ｢そんな？全然持つのに｣
｢全然大丈夫なの｣
＿＿＿＿マサイくんが両手に持ったら手が繋げない。
私はレジ袋を左手に、右手はマサイくんが私のレジ袋を持とうとして伸ばしてた手を掴んだ。
マサイくんの大きい手がそっと私を自然に包み込む。
でも、マサイくんは少し驚いた顔をしていて、すぐに意味がわかったのか、顔を赤らめて背ける。
マサイ｢…行こ｣
｢…うん｣
＿＿＿＿自分でも恥ずかしいと思うけど、
どうしてもそうしたかった。
どうしても手を繋ぎたかった。
繋いでたら、安心するの。
マサイくんがどこにも行かない気がして安心するから、ずっと手を繋いでたい。
ずっとずっと繋いでたい。
背中が夕日に照らされて、前に伸びる、手が繋がれた影が愛しい。
少し前を歩くマサイくんの背中が愛しい。
日が明けるごとに愛しさが増していく私が変。
こんなこと、今までになかった。
本当は初恋だったりする。
こんなに好きになるのは初めてで、自分でもよくわからないよ。
＿＿＿＿帰り道はずっと無言で、二人で影を見つめたまま帰った。
＿＿＿＿シルク｢おかえりー｣
ドアを開けたら、また上半身裸のシルクくんがいて、｢お前は服を着てらんねーのか｣とまたマサイくんが突っ込んだ。
またシルクくんは急いでTシャツを着てきてわりーわりーと笑う。
リビングには、もうお風呂に入り終わったみんながいて、パジャマに着替えてる。
ンダホ｢Aちゃん！オムライス作ってくれるの？｣
｢うん、作るよ〜｣
ンダホ｢やった！なんか手伝う！｣
｢ありがとう！これ洗っといてくれる？｣
ンダホ｢Aちゃんのためなら！はーーい！｣←
｢ンダホくんがやってくれてる間に、私お風呂入っていいかな｣
マサイ｢俺は後でいいから入っといで｣
｢ありがとう｣
＿＿＿＿という事で、私はタオルとジャージを片手にお風呂に入った。
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ゆ - だほちゃん結婚してから読むと、ちょっと胸が痛いですw無理にテンションあげとかないと泣いちゃいそ。 (2020年1月26日 22時) (
レス) id: cc16102f38 (このIDを非表示/違反報告)
出雲 晴留(プロフ) - gray22さん» すみません…最近フィッシャーズ関連見るようになったので、最初の方から見させてもらってます(^o^) 無理はしないでくださいね(￣^￣) これからもドキドキ、そして、感動させてもらいます！(*^◯^*) (2017年1月8日 21時) (レス) id: a897dc61cf (このIDを非表示/違反報告)
gray22(プロフ) - 出雲 晴留さん» 返信遅れました！泣かれたのですか！…嬉しすぎます。そんなに感動して頂けると聞けば、もっと頑張らなくてはと思います。体の心配でもありがとう！頑張ります！ (2017年1月8日 19時) (レス) id: 11b868ed81 (このIDを非表示/違反報告)
gray22(プロフ) - 名無し89569号さん» 細かい分析ありがとうございます！深く読んで頂けてるのですね…感動です。これからも宜しくお願い致します！ (2017年1月8日 19時) (レス) id: 11b868ed81 (このIDを非表示/違反報告)
gray22(プロフ) - senaさん» 返信遅れました！こちらにもコメントありがとうございます！読みやすいようで安心しました。頑張ります！ありがとう！ (2017年1月8日 19時) (レス) id: 11b868ed81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gray22
| 作成日時：2016年8月24日 18時
