中原邪魔だよ ページ7
俺は今太宰の顔を見ている
何故かって？
顔が動かせないからさ
今の状況を説明しよう
太宰と俺が足を絡めて向き合って寝転んでいる
その上から中原が仰向けで乗っかっている
寝違えて首が痛い俺
起きあがろうとしても起き上がれない俺
詰んだ
誰か助けて目の前のよくわかんないイケメンが目覚める前に
「ん、」
あ、フラグだったわ
太宰は目をこちらを見るとすごく嫌そうな顔をした
「なんで僕こんな奴と寝てんの」
「こっちのセリフなんだが」
はぁ、とため息をつく太宰
ため息をつきたいのは俺なんだが？
「うわっ中也おもっ」
そこから太宰は中原の下から抜け出すためにもぞもぞと体を動かすが一向に抜け出せる気配はない
というか足が全然動いていない
太宰も足が動かないことに気がついたのだろう
チラッと自分の足を見て再び俺の方を見た
「君の短い足が僕の長い足と絡まっているのだけど」
言葉に悪意を感じる
「足絡めてきたのは絶対お前だから文句言うなよ」
「はぁ！？僕が進んで君と足を絡めるはずがないよ」
「その根拠はあるんですかぁ？」
「僕から足を絡めたっていう証拠もないのだけれど？」
俺も太宰もお互いに譲らない
このままだと一日中続けることになる
なので俺は一つ太宰に提案をした
「太宰、このままだと俺とお前の足はずっと絡まったままだ。だから「中也を起こして退いてもらうと？」その通り」
中原が自分で起きてくれるのが理想だが、起きる気配はない
それに今何時だと思ってる
朝の四時だぞ？
起きるはずがない
太宰とどうやってこのチビを起こすか考えた
その結果出た答えは
「中也ー君のチビのくせに重たい体がものすごく邪魔なんだけど」
「お前、重すぎねぇか？なに食べてんだよ」
『悪口を言って起こす』だ
「中也のチービ」
「低身長ー」
「誰がチビで低身長だーっ！」
起きた
「中原、早くどけ」
「中也、重たい」
中原は状況が把握できていなさそうだがとりあえず、という感じで俺たちの上から降りてくれた
太宰も俺と絡んでいる足をほどき起き上がった
さて、状況も落ち着いたことだし、昨日の夜なにがあったか思い出してみようか
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万年ぼっち(プロフ) - 12番さん» 嬉しすぎます！！受験終わったらじゃんじゃか更新していきますね！ (3月4日 17時) (
レス) id: a04476b398 (このIDを非表示/違反報告)
12番 - 僕このお話大好きです！気長に更新待ってます(*^^*) (1月28日 23時) (レス) id: 6b437022f9 (このIDを非表示/違反報告)
万年ぼっち(プロフ) - lokilokiさん» 気に入っていただけてとても嬉しいです！削除の仕方まで丁寧に教えていただき助かります！ (12月29日 13時) (レス) id: a04476b398 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月25日 23時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：万年ぼっち | 作成日時：2023年12月25日 21時
