掃除しただけなんだが ページ29
「うおっ！？なんだこれ！とんでもなく綺麗じゃねぇか！」
はい勝ち申した
「あ、僕がやっておきました。」
そっと控えめに申し出ると「すっげー！」と言いながら俺の肩を掴んで前後に揺らしてきやがる
鬱陶しーと思いつつも言うわけにはいかないので
「僕がやりたくてやっただけのことですから」
と人畜無害そうな笑顔を浮かべてみた
「よし！今日一緒に飯いくぞ！」
え、チョロすぎないか？？
絶対ここ組織内でも下の部署やん
ちょっとかまかけてみるか
「先輩方はいつもどんな仕事をしているんですか？」
「送られてくる資料をそのまま別の紙に書き写したりするな」
「あとは借金した奴らから金を巻き上げて」
「そんぐらいじゃねえか？」
こてっと効果音がつきそうな感じで首を傾げて上目遣いで聞いてみたら話す話す
「そうなんですね！ありがとうございます！じゃあ僕も今日からお手伝いしてもよろしいですか？」
にっこりと微笑んで聞いてたが果たしてどんな反応を返してくるのか
今日の掃除の成果、あるか？
「ああもちろんいいぜ！」
「ほんとですか！？ありがとうござ「ただしっ！」ただし…？」
「借金を巻き上げに行くことはゆるさねぇ」
「どうしてですか？れ
「お前みたいな可愛いやつをんな危険な場所に連れて行けるかってんだ」
「そうなんですね！お気遣いありがとうございます！」
はへー
ずいぶんと俺可愛がられてますやん
ならもう少し情報引き上げられそうだな
「あっ！あともう一つ聞きたいことがあるんですけど…」
「おう！どんなことでも聞いてくれや！」
よし、聞けそうだな
「僕が昨日ここにきた時にいた全身真っ黒だった人は誰なんですか？」
「あいつはな上の人間だよ。ここの組織よりもさらに上の組織だ。まあ、出世したらあそこにいけんるんじゃねえか？」
「なるほどー。教えていただきありがとうございます！」
「というかその堅苦しい敬語、少しは緩めてもいいんじゃないか？俺はそうして欲しいと思ってるんだが」
「わかりました！できるだけ気をつけます！」
この人たちがなんで一番下の組織にいるのかわかった
この人たちは他人に親切すぎるんだな
情報もペラペラ話す口軽だし
こういう人を騙すのが一番手っ取り早いな
情報を持ってるタイプの弱者でよかった
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万年ぼっち(プロフ) - 12番さん» 嬉しすぎます！！受験終わったらじゃんじゃか更新していきますね！ (3月4日 17時) (
レス) id: a04476b398 (このIDを非表示/違反報告)
12番 - 僕このお話大好きです！気長に更新待ってます(*^^*) (1月28日 23時) (レス) id: 6b437022f9 (このIDを非表示/違反報告)
万年ぼっち(プロフ) - lokilokiさん» 気に入っていただけてとても嬉しいです！削除の仕方まで丁寧に教えていただき助かります！ (12月29日 13時) (レス) id: a04476b398 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月25日 23時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：万年ぼっち | 作成日時：2023年12月25日 21時
