Episode 9 ページ9
・side Tatsuya
舘｢…いきなりどうしたの？｣
そりゃ舘さんだっていきなりこんな事
言われたら驚くよな。笑
今までは料理とは無縁の男が
料理やり出すなんてなんかのきっかけが
ないとありえない。
｢んーまぁなんとなく？
俺もそろそろ出前卒業して、ちゃんと
作ろっかなーみたいな。笑｣
岩｢ふっか、嘘だろ。｣
いつの間にか俺の後ろに照が立っていた。
照は俺の表情を見てすぐに見抜いてしまった。
驚きとともにさすがシンメっ！
なんて思ったりもした。笑
｢いや、まじまじ笑 別に変な意味はないよ笑｣
岩｢あるでしょ。ふっか嘘つく時は
そういう表情すんだよ。｣
舘｢なんかあったの？？｣
はぁ、
あぁーどうしよ…。
こうなったら嘘はつけない。
これ以上嘘ついたってすぐバレて
本当の事を追求されるだけ。
2人には本当の事を言うか？
でも、そしたら俺の立場もAの立場も
無くなる気がする。
恋愛感情はない。
けど、こいつらだって真剣にアイドルしてる。
それを俺が崩していいのか…？
｢…ごめん。今は言えない。そのうち言うよ。｣
岩｢は？なんだよそれ｣
舘｢…分かった。照。今は抑えよう。｣
岩｢…。分かった。
とりあえずレッスンには支障きたすなよ。｣
｢うん。ごめんな。｣
今はこれで乗り切るしかない。
もしここで本当のことを言ってしまったら。
俺はデビューして浮かれた奴みたいじゃん。
確かにAと同棲してるのにも
理由がある。
決して恋愛感情に任せた行動じゃない。
けれど、女の子、ましてや未成年の子を
家に住ませてるなんて知られたら、
大問題だ。
俺は改めて現実を突きつけられた気がした。
舘｢…ふっか。｣
｢…ん？なに？｣
舘｢…カレーかな。｣
｢…え？｣
舘｢カレーなら初心者でも作れると思う。｣
｢あぁ、そういう事ね笑 ありがとう。｣
舘｢ふっか大丈夫？なんか思い詰めてるなら
なんでも相談してね。｣
｢…おう。ありがと舘さん。｣
ありがとう舘さん。
でもごめん。今は言えない。
言ったら皆からの信頼を失う気しかしないから。
その時が来たら話す、のかな。
そうして休憩は終わってレッスンに戻る。
俺はさっきとは反対に
めっちゃ集中してレッスンを受ける。
俺はアイドル。
だからみんなを笑顔にしなきゃいけない。
今はAの事もわすれて
仕事に集中しよう。
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Yuu.memesaku(プロフ) - なべふかさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！是非最後までご愛読頂けると嬉しいです。 (2020年4月4日 12時) (
レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
なべふか - コメント失礼します!!アイドルのふっかと同棲とかもう…!!幸せすぎます!!ありがとうございます!!更新頑張って下さい!! (2020年4月4日 12時) (レス) id: 2b33477f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuu.memesaku | 作成日時：2020年4月1日 0時
