Episode 4 ページ4
・side You
辰哉の家は意外と綺麗で
辰哉の香水の匂いが充満していた。
なんだか心地良い匂い。
私はこんな簡単に家に入り込んだけど
男の家に入り込むという事は
まぁ…そういう事を求められるかもしれない。
それに今更申し訳なくなっていく。
部屋を見る感じいかにも
1人で暮らしてますという感じの部屋。
いきなり2人で暮らすなんて
思ってもなかっただろうに…。
｢辰哉。やっぱり私迷惑？｣
｢なんで？｣
｢だって、いかにも1人で暮らしてますって感じの家だし、いきなり女をあげるなんて戸惑うでしょ。｣
｢もうそんな気にすんなって笑
今日から俺とAは一緒に暮らす。
Aが嫌になったら出ていけばいい。
俺は迷惑じゃないよ。寧ろ1人で寂し〜く
暮らしてたから嬉しいよ笑｣
｢…今日からよろしくお願いします。｣
｢よろしくね。
とりあえずお風呂入ってきな。｣
｢うん。｣
改めて私はお言葉に甘えてここで
暮らす事になった。
私はお風呂に入った。
ボディソープもシャンプーもトリートメントも
男物。でも高価そうな物ばかり。
こんなの使った事がなくて少し戸惑うけれど
少量ずつ使わせてもらった。
…なんだかこんなにゆっくりお風呂に入るのは
久しぶりだった。
いつも家に帰って親にバレないように
こっそり入ってたから
ゆっくり入る事なんてなかった。
多分私はこの深澤辰哉という男に
一生を使って恩を返さなければいけない。
｢…Aー？俺の服だけどここ置いとくから
着てねー。｣
｢はーい。｣
私はゆっくりお風呂に浸かり
出ると辰哉のぶっかぶかの服を来た。
黒のパーカーに灰色のスウェット。
服からは辰哉の匂いがいっぱいする。
…このまま辰哉の匂いで染まって、
今までの汚い匂いを消し去りたい。
｢辰哉。上がったよ。｣
｢…かあいいね笑｣
｢…は？笑 これこそお世辞はいらんだね笑｣
｢お世辞じゃねぇーよ笑
俺も入ってくるわ。｣
｢うん。｣
多分お世辞だろうけど
そう言うこと言うって、
アイドルではあるけど男ではあるんだなって
ちょっと面白かった。笑
こういうの家族みたいでいいな…
私はどうしていいのか分からなくて
お風呂のドアの前まで行って
ドア越しで辰哉に聞いてみる。
｢ねぇ。辰哉。｣
｢うわ！？びびった〜。どうしたの？｣
｢…私なんかした方がいい？｣
｢ん〜。…強いていうなら夜ご飯とか…｣
｢分かった作る。｣
私は直ぐにキッチンに向かって
食材を確認する。
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Yuu.memesaku(プロフ) - なべふかさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！是非最後までご愛読頂けると嬉しいです。 (2020年4月4日 12時) (
レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
なべふか - コメント失礼します!!アイドルのふっかと同棲とかもう…!!幸せすぎます!!ありがとうございます!!更新頑張って下さい!! (2020年4月4日 12時) (レス) id: 2b33477f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuu.memesaku | 作成日時：2020年4月1日 0時
