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Episode 26 ページ27

・side You


してしまった。

気づきかけていた感情に花を咲かせてしまった。

自分でも何であんなこと言ったのか分からない。
辰哉が認めてくれた。
ただその喜びから無意識にあの発言をしてしまった。


朝目覚めると隣に辰哉はいなかった。

重い体を起こしてリビングに行くと辰哉はいつも通り準備して仕事に行こうとしていた。


「おっ、起きた?はよー。今日多分帰り遅くなるわ〜。夜ご飯いらないかなー」

「…ん、うんわかった。行ってらっしゃい」

「うい〜」


辰哉は何事も無かったかの様に普通に仕事へと行った。


…なんかあっさりしすぎて少し寂しい。

勿論あんな事したのは私のせいだし、辰哉が望んでいたわけではない。

ただ、少し期待をしていた自分がいた。


馬鹿だな私。好きなのは多分私だけなのに。


私は今日やる事はもう決まっていた。

今まで繋がっていた男を全員切る。


繋がっていた男全員の連絡先から何まで全てを消す。


LINEの連絡先の中にいた知らない男達が消え去った。

何人かからは電話がかかって来たが全て無視。
私のスマホの中にはもう汚い物がない。


今日はどうも行く気になれなくて学校は休んでいた。
家の掃除やら買い物などを済ませ家でのんびりする。

気づくともう午後の4時になっていた。

ふとsnowmanの動画を見る。


画面で見るとアイドルの深澤辰哉。
生で見ると同居人の深澤辰哉。

いる場所が違うだけでこんなに見え方も違う。

こんなのファンが知ったら私どーなっちゃうんだろ?
殺されんのかな?笑

そんなこと思いながら進路を少しずつ考えていた。



その時だった。


スマホの着信がなる。


スマホの画面には
深澤辰哉
の文字。

私は少し戸惑いながらも電話にでた。


「もしもし?」

「…もしもし?A今どこにいる?」

「家だよ。」

「……。あのさ、真面目な話。というか報告というか。」

「…なに?」







「…今日。俺たちsnowmanのデビューが決まりました。8月8日にデビュー発表をします。来年1月の22日にデビューします。」









辰哉のその発言に素直に喜べなかった。

嬉しいの。嬉しいはずなのに。



私はあの日岩本さんと約束していた。



"デビューが決まったらもう辰哉とは離れて"



岩本さんと約束した時はなんとも思ってなかった。




なんとも言えない感情。



私はもうこの家にはいられない。








良ければ評価の方よろしくお願いします♪

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設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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Yuu.memesaku(プロフ) - なべふかさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです…!是非最後までご愛読頂けると嬉しいです。 (2020年4月4日 12時) (レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
なべふか - コメント失礼します!!アイドルのふっかと同棲とかもう…!!幸せすぎます!!ありがとうございます!!更新頑張って下さい!! (2020年4月4日 12時) (レス) id: 2b33477f89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yuu.memesaku | 作成日時:2020年4月1日 0時

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