Episode 17 ページ17
・side Tatsuya
｢ほんっとキレイだよなAは。
髪も艶があって、白くて肌綺麗だし。
ほんっと。本当にっ。
本当にAは綺麗だよなー。てか、｣
向｢ちょっ！？ふっかさん！？｣
…っ！？
俺は気づくとラウールの方見て
そんなことを口走っていた。
…何言ってんだ俺。
アルコールが回りすぎたのか？いや、
今日はまだ1本しか飲んでねぇーし。
なんなんだよ、このモヤモヤは…。
ラ｢…。うんうん、そーだよねー！ふっかさん！
綺麗だよねーっ！｣
阿｢う、うん。めっちゃ綺麗。｣
｢…えっ、いや…。｣
目｢せっかくだしAちゃんも飲みましょう。｣
舘｢だからAちゃん未成年だから笑｣
めめがAの腕を引っ張ってめめの隣に
座らせた。
…大人気な。
年下相手にあんなこと言って。
仮にあれが俺の本心だったとしても、
あんな事言ってしまった俺が憎い。
正直ラウールに嫉妬している自分が
いることには気づいていた。
けど気づかない振りをする。
気づいたら終わる。
気づいてしまったらこの関係は終わる。
SnowManとしての深澤も終わる。
｢…ごめん、酔ったわ。頭冷やしてくる。｣
俺は誰の言葉を聞くまでもなく
ベランダに出た。
カーテンも閉めて誰にも見られないように
夜風に当たる。
夜風に当たっていると心が落ち着いてきた。
後でちゃんとラウールには謝ろう。
みんなにもちゃんと…
阿｢だいじょーぶ？｣
突然後ろから阿部ちゃんの声が聞こえてくる。
振り返ると阿部ちゃんはベランダに出ていた。
｢…大丈夫。｣
阿｢はーい、大丈夫じゃないね？｣
そう言うと阿部ちゃんは俺の隣に来て
手すりにもたれかかる。
阿｢…俺はさ、ふっか1人で抱え込んじゃう性格
だって事知ってるから。ほっとけないよ。｣
｢別に抱え込んでない。｣
阿｢ううん。抱え込んでる。
今だってそう。どーせ後で謝ろうとか、俺のせいで
とか思ってたんでしょ。
何年一緒にやってきたと思うの。｣
…同期で何年間も一緒の阿部には
全てお見通しだった。
｢…俺、わかんない。自分が。
気づいたら終わりだって分かってる。
でも気づいてんだよ本当は。
ずっと気づいちゃいけない感情に
気づいちゃったんだよ。｣
阿｢うん。｣
｢…突然拾った女の子なんて好きになる予定なんて
なかったし、拾う予定すらなかったのに。
もう、…声掛けた時にはダメだったんだよっ｣
俺の溢れる涙を見て阿部ちゃんは
優しく背中を撫でてくれた。
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Yuu.memesaku(プロフ) - なべふかさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！是非最後までご愛読頂けると嬉しいです。 (2020年4月4日 12時) (
レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
なべふか - コメント失礼します!!アイドルのふっかと同棲とかもう…!!幸せすぎます!!ありがとうございます!!更新頑張って下さい!! (2020年4月4日 12時) (レス) id: 2b33477f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuu.memesaku | 作成日時：2020年4月1日 0時
