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Episode 14 ページ14

・side You



岩本さんが差し伸べて来た手。

私は勢いで握手してしまった。


…なぜこの人は握手を求めたの?

絶対私の事なんか認めてないのに。
辰哉の事怒るくせに。
なんでなの…?

岩本さんは手に力をグッと入れてきた。


岩「…認めた訳では無いから。
でもふっかが信用してる女なら許す。」


そう言って岩本さんは私の手を離した。

佐「俺も同意見。別にAちゃんを認めた訳では無いし、これからのふっかの仕事に影響与える様だったら考える。 けど、そんな子じゃ無さそうだしね〜」


阿「俺も。まぁふっかが信用してる子なら
大丈夫な気がするけどね。」


向「…なんや!そんな理由があったん!?!?
Aちゃん辛かったなぁ…。
俺もみんなと同意見やでっ!」


目「まぁ俺もそうかな。」


渡「スキャンダルにならなければ別に…」


舘「俺もみんなと考えは一緒だよ。」


ラ「僕はふっかさんの信じた人なら!」


みんなが優しい目をしていた。
その目で私を見ていた。


深「皆、ありがとう。本当に。、」


「…ありがとうございます。」


岩「ん。でも、A。ふっかの仕事に
影響が出たり、スキャンダルが出たりしたら
話は別だからな?」


阿「そうだね。後、Aはずっとふっかの家に
居座る訳にはいかないから、それなりに
将来の事も考えといてね。」


「はい。ありがとうございます。」


受け止めてくれた事が嬉しかったと同時に
現実を突きつけられた気もした。

…辰哉は芸能人。
スキャンダルが出てしまえば
その人の評価は一気に下がる。

ましてや、未成年と同棲なんて。


それに、阿部さんに言われて気づいた。


私だってこの家に居座り続ける事は出来ない。
いつかは幸せな日々との別れが来る。

分かってはいた。

でも言葉にして聞くのじゃ重みが違った。


皆はまだ飲みを始める前に私が帰ってきたから
開けた缶ビールもそのままだった。

とりあえず私は邪魔する訳にはいかず
寝室に逃げる。


どうやら壁は薄いらしく笑い声やら
なんやらが聞こえてくる。


…良かった。空気悪くなくて。
辰哉も普通に笑ってた。他の人も。


私は少し安心して、スマホに目を向けたとき。


「…Aちゃん。」


「っ!? …なんですか??」


ラ「あっ、ごめんね驚かせちゃって。
僕、ラウールって言います。僕まだ未成年で、
お酒飲めないから酔ってるみんなから
逃げてきましたっ。」


そこには身長が高くて少し顔を赤らめた
ラウール君がいた。

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設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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Yuu.memesaku(プロフ) - なべふかさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです…!是非最後までご愛読頂けると嬉しいです。 (2020年4月4日 12時) (レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
なべふか - コメント失礼します!!アイドルのふっかと同棲とかもう…!!幸せすぎます!!ありがとうございます!!更新頑張って下さい!! (2020年4月4日 12時) (レス) id: 2b33477f89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yuu.memesaku | 作成日時:2020年4月1日 0時

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