side meguro 〜終〜 ページ36
side meguro
こーじの家にはじめて入った。
元々住所は聞いていて家の前までは来たことも
あった。
けど、俺は絶対にこーじに家には入らなかった。
だって入ったらこーじのこと
襲って嫌な思いさせる気しかしなかったから。
普通に考えて好きな人の匂いで囲まれたら
襲いたくなんだろ。
それにこーじの家に入ったら俺は一生
こーじしか見えなくなる気がして。
勿論この家の中は
こーじの匂いでいっぱいだった。
俺の家よりも全然綺麗だった。
SnowManで撮った写真が沢山
壁に貼られている。
所々ある写真たての中の内ひとつに
俺とはじめて一緒に撮った写真があった。
リビングの隣の部屋に入ると
布団にくるまっているこーじがいた。
鼻をすする音が聞こえる。
｢…こーじ。｣
｢！？！？……めめ？｣
｢うん。｣
｢…。なんでめめ来たん？｣
｢阿部ちゃんに電話で全部聞いた。
とりあえず布団から出れば？｣
こーじはゆっくりと布団から出て
ベッドにちょこんと座り直す。
そしてずっと下を向いている。
こーじの顔は目が真っ赤に腫れて
大変な事になっていた。
｢…ごめん。｣
｢…なんでこーじがあやまんの。
俺の方が謝んなきゃでしょ。｣
｢ちゃう。めめは謝る必要なんかないで、｣
｢いやあるね。…ずっと気づけなかった。
こーじが悩んでる事も。こんなことが起きてる事も
全部。本当に、本当にごめん。｣
｢…俺こそなんも言わんでごめん。｣
こーじはまだ下を向いて俺の方を見ようとしない。
俺はこーじの顔に手をやった。
｢こっち見て。｣
こーじはゆっくり俺の方をみる。
…こんなに顔が腫れたこーじでも
俺は綺麗だって思った。
他の男に汚されてないこーじは
綺麗なままだった。
良かった…。
まだこーじは俺だけの物だ。
｢…俺こーじと別れて初めて気づけた。
俺にとってこーじって本当に大切だったって事。
俺はこーじの事が大好きだって事。
多分俺にはこーじ以上の人とは出会えないって事。
…付き合い始めた時告白してくれたのこーじから
だったよね。
だから今度は俺から言わせて。
こーじ。俺と付き合ってください。｣
俺はこーじに手を差し出した。
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ゆか - 泣けました！ (2020年8月9日 0時) (
レス) id: 641e996ae4 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu.memesaku(プロフ) - み る く こ こ あさん» コメントありがとうございます！！今新しくお話を書かせてもらってますので、そちらが書き終わったら考えさせていただきます！ (2020年4月1日 22時) (レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
み る く こ こ あ(プロフ) - とても面白かったです！良ければ康二くんを目黒くんとラウールくんで奪い合うお話見てみたいなと思いました…！次のお話も楽しみにしてますっ。これからも頑張ってくださいっ！ (2020年4月1日 22時) (レス) id: 8bc88fbcff (このIDを非表示/違反報告)
Yuu.memesaku(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！新作を更新してから書こうと思います！！良ければ新作も読んでくださると嬉しいです！ (2020年4月1日 0時) (レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 最後まで楽しく読ませていただきました！ぜひAnotherSTORYでラブラブな、めめこじ読みたいです！ (2020年4月1日 0時) (レス) id: 67ba1ad69d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuu.memesaku | 作成日時：2020年2月13日 23時
