大きなひと ページ8
※原作とズレまくってます。無理やりです。
目が覚めたら列車に乗っていて、目の前に知らない大きな男性が居た。
「！？っ…、」
怖い。そう思ったらジワリ、と涙が浮かんで心臓がバクバクしてきた。
「あ、A起きた？あ、待って泣かないで！」
私の顔を覗き込んだアルは横にいた。
「少佐だから！大丈夫！」
焦ったようなアルの手を無意識に掴んで
「……しょうさ…？」
「そう！」
びっくりしたんだよね、大丈夫だよ。そう言ってくれるアルにだんだんと落ち着いてくる。
「…アームストロング少佐だよ、A。ちょっと色々あって少しの間だけ一緒にいるんだよ。」
「驚かせて申し訳ない。よろしく、可愛らしいお嬢さん。」
にこり、と人の良さそうな笑顔を見せてくれた少佐に少しだけホッとした。
「……………Aです。」
「A殿ですな。吾輩はアレックス・ルイ・アームストロングと申す。」
「……？」
「エルリック兄弟には少佐と呼ばれておるので少佐で構わないですぞ。」
「……はい。」
こくり、と頷いて漸くアルの手を離して座り直す。
「…列車…なんで…？」
「セントラルに行くんだよ。」
少佐の横にエドワードくんが居た。
「…せんとらる…」
セントラル？…ドクター・マルコーのやつかな？
「そう。そこにね、大きい図書館があるんだ。」
「…図書館…なにか、調べるの？」
「う、うん。」
私の質問に少しだけ歯切れの悪くなったアルの答えにまだ、教えてはくれないのかと少しだけ悲しくなった。
「…A殿は知らないのか？」
「少佐。」
エドワードくんの鋭い声にビクっと震えてしまった。
「……A…」
「……わたし、が…勝手に付いてきてるだけなんです…だから…知らなくて、当然なんです。」
アルの心配そうな声に気が付かないフリをして少佐へとそう伝える。そして
「……アル、その図書館、私も入れる？」
「え？あ、多分入れるよ。Aも何か調べたいことあるの？」
「……うん。」
やりたいと思ってる方法は、良いものではないけれど。
それでも
「…Si desidera interrompere l'anello di neve．(ボソッ)」
「？何か言った？」
「…ううん。」
(彼が私を見ていたなんて)
(気が付かなかったんだ)
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水愛 - 夢主ちゃんの心優しい感じがなんとも好きです…！色々と謎があってすごく気になります！楽しみにしてるので、更新頑張ってください！ (2018年12月31日 13時) (
レス) id: 718d58f3f1 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 天ノ弱な月猫さん» わわ！全然更新出来てない作品に…！ありがとうございます！！時間がもうちょっと出来たら…！更新したいとは思っていますのでよろしくお願いします…！ (2018年4月14日 19時) (レス) id: 4ce5084a76 (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - 凄く面白いです！応援してます！更新待ってます！ (2018年4月11日 14時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっくん | 作成日時：2017年6月10日 21時
