真実 ページ28
ヤバいな〜でも私人間じゃないし、バラム先生もそこまで分かんないと思うんだけど…
A「…そうなんですか?バラム先生が知らない、なんて珍しいですね。」
バラム「うん。魔術は個人のイメージだから、僕にも分からない事は多いけど、Aちゃんの想像力が豊かっていう事は分かるよ。」
A「それは良い事…ですか?」
バラム「勿論!その想像力をこれからも大事にしていってね。」ナデナデ
A「っ〜はい!」
良かった、褒められただけだった!
バレないようにって考えると変に緊張しちゃうな…
バラム「じゃあ今日はね、魔植物について勉強しようか。ちょっとごめんね。」グイッ
痛たたっ…膝に乗せられるのは嬉しいけど、腕を掴んで乗せるから、手が当たって痣の部分が痛いな…
バラム「……ジー」
A「あの、バラム先生…?」
急に無言になったけど、どうしたんだろう?
バラム「この腕の痣は何?昨日は無かったよね。」
A「えっ、あ、これは…その…」
バラム「さっき、花がグシャグシャになったって言ってたけどこれと関係あるの?」
A「あ…そう、です…」
バラム「どうして黙ってたの?この位の怪我だったら痛いでしょ?」
A「すぐ治ると思ったので、大丈夫かなって…」
バラム「大丈夫な訳ないでしょ!こんな痣になるまで放置しておくなんて!!」
A「!、ご、ごめんなさ…」ウルウル
バラム「?!、まって!強く言い過ぎたよ、ごめんね。でも、僕は君が心配だから言ってるんだよ?」
A「はい…」
バラム「分かればいいの!じゃあ手当するから腕出して?」
バラム「こんなに赤くなって…女の子なんだからもっと自分の体を大切にしなきゃ駄目だよ?」
そう言ってバラム先生は、私の腕に薬を塗り、包帯を巻いてくれた。
バラム「はい、これでよし。もう二度と我慢なんてしないでね?」
A「分かりました…次はちゃんと言います。」
バラム「うん。それと少し聞きたいんだけど、君の腕をこんな風にしたのは誰か分かる?」
A「えっと、同級生のアブノーマルクラスの悪魔で名前は…分かんないんですけど…」
バラム「それだけ分かれば十分だよ。教えてくれてありがとね。」
A「いえ、全然大丈夫です!その、心配してくれてありがとうございます。」
バラム「そんなの当たり前じゃない。君はもっと周りの大人に頼らないと。僕も、頼って欲しいって思ってるよ。」
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フワリ(プロフ) - リトルマウスさん» ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2022年11月21日 8時) (レス) id: 30ee33fa18 (このIDを非表示/違反報告)
リトルマウス - 面白かったです!今後の展開が楽しみ (2022年11月21日 7時) (レス) @page44 id: 1f12a34756 (このIDを非表示/違反報告)
フワリ(プロフ) - レオさん» ありがとうございます!少しずつ更新できるように頑張ります!! (2022年11月12日 1時) (レス) id: 30ee33fa18 (このIDを非表示/違反報告)
レオ - とっっても面白かったです!キュンキュンしました…!続き楽しみにしています! (2022年10月12日 20時) (レス) @page43 id: 94c11de53c (このIDを非表示/違反報告)
フワリ(プロフ) - リトルマウスさん» コメントありがとうございます!続きを楽しみにしててください!! (2022年9月29日 21時) (レス) id: 30ee33fa18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フワリ | 作成日時:2021年10月11日 23時