困惑 ページ11
バラムsaid
〜職員室にて〜
バラム「フゥ…」ガタンッ
カルエゴ「あぁ、シチロウ戻ったのか」
バラム「うん…」
カルエゴ「?、何かあったのか」
バラム「いや、何でもない…」コツコツコツコツ…
Aちゃんを送ったのは良いんだけど、あの子、嘘付いてたよね…
何となくソワソワしてたし、虚為鈴(ブザー)発動しちゃったしな…
でも…
A「そのっ勉強教えてくれませんか…?!」
って言われたのは嬉しかったな〜
僕は見た目が怖いから、生徒に頼られるなんて初めてで驚いたけどね。でも何か、最初からそれが目的だったみたいな……
考えすぎかな?
僕が声かけた時も動揺してたし、顔赤かったし…本人は平気そうな振りしてたけど。
動揺するのはわかるけど、赤くなるのはなぁ………
まるで僕に会いに来た、みたいな?(正解)
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なんて流石に自意識過剰か!!!恥ずかしい〜〜!!
でも、嫌な感じしないし、僕が作った絵本見てみたいって言ってたし、悪い子じゃなさそうだよね…
コツコツコツコツ……
カルエゴ「…おいシチロウ、ペンが…」
あっ!もしかしたら、僕の出版してる本の読者とか?
僕、空想生物学の本出してるからその名前を見たとかかなー…
けどなぁ〜よく分かんないなぁ…
まぁ、明日の放課後会うし、その時に本当の事聞いてみようかな?
でも、そんな事して気まずくさせたらAちゃんの勉学の意欲が無くなってしまうかもしれないし…
……本当にどうしよう〜??? コツコツコツコツコツコツ…………
ダリ「ちょっ!カルエゴ先生、バラム先生が凄く悩みながら机にペンをずっとコツコツコツコツ、当ててるけど、何があったの?」
カルエゴ「…さぁ?話しかけても、反応しないのでもうほっとこうと思いまして…」
コツコツコツコツコツコツコツコツ………バキィッ!!!
バラム「あっ!!しまったつい……」
ダリ「あ〜あ、ペン折れちゃた。」
カルエゴ「…俺はずっと呼んでいたからな。」
バラム「ん?何を?」
カルエゴ「はぁぁ……。」
ダリ「それにしてもバラム先生が物壊しちゃうなんて珍しいね。何考えてたの?」
バラム「いや、ちょっと興味深い生徒が居たもので…」
ダリ「へぇー!どんなどんな??」
バラム「それが………」
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ダリ「アハハハッ!そんな子がいたんだ〜!」
バラム「はい…でも僕の考えすぎかなって思ってるんですけど…」
ダリ「……意外と考えすぎじゃないかもよ?」
バラム「…え?」
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フワリ(プロフ) - リトルマウスさん» ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2022年11月21日 8時) (レス) id: 30ee33fa18 (このIDを非表示/違反報告)
リトルマウス - 面白かったです!今後の展開が楽しみ (2022年11月21日 7時) (レス) @page44 id: 1f12a34756 (このIDを非表示/違反報告)
フワリ(プロフ) - レオさん» ありがとうございます!少しずつ更新できるように頑張ります!! (2022年11月12日 1時) (レス) id: 30ee33fa18 (このIDを非表示/違反報告)
レオ - とっっても面白かったです!キュンキュンしました…!続き楽しみにしています! (2022年10月12日 20時) (レス) @page43 id: 94c11de53c (このIDを非表示/違反報告)
フワリ(プロフ) - リトルマウスさん» コメントありがとうございます!続きを楽しみにしててください!! (2022年9月29日 21時) (レス) id: 30ee33fa18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フワリ | 作成日時:2021年10月11日 23時