人の心を忘れてしまった彼女

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萩 ？どうしたの？周りなんか見ちゃって？
　 俺たちの声聞こえる？
私 ！！
萩 ごめんね！びっくりさせちゃった？

違うのだ、彼女が驚いた理由それは…………

私 誰に話しかけてるんですか？
　 私はおもちゃdollなんですよ？
降 ！！
松 ！！
諸 えっ？

4人が驚くのも無理はない、普通自分のことをおもちゃやdoll(人形)とは言わないだろう
だけどこれが彼女の日常だったのだ
彼女の普通なのだ

降 君の名前は？

最初に質問をしたのは降谷だった

私 ？？
降 すまない！急に知らない男に話
　 かけられても驚くよな？
　 俺は降谷零という
諸 俺は諸伏景光
松 俺は松田陣平だ
萩 俺は萩原研二よろしくね？

違う彼女が疑問に思ったのは自分の事を聞いた事なのだ彼女の全ては主人によって決められていただから、

私 なんで？私にそんなに優しくするん
　 ですか？私はおもちゃですよ？
降 …………じゃあ君のことを教えてくれ
　 なんで、あそこにいたんだ？
　 なんで君の足には鎖が付いていたんだ？
私 そういえば、鎖つけないんですか？
萩 なんでつける必要があるの？
私 えっ？
諸 君には必要ないよね？
私 だって…………
降 まぁ、いいじゃないか？
　 それで教えてくれるか？
私 (コクッ)

彼女はうなずいた
この時はまだ、知らなかった
彼女の今までの生活の辛さを
彼女が自分たちにした行動に納得してしまうほどに

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