7 ページ7
よっぽと喉が乾いていたのか、
ごくごくと止まることのない勢いで
口に含む北山。
熱だというだけなのに、
赤らめている顔と、さっきから動く喉仏がなんとも言えない色っぽさを出していて、
あまりにもきつすぎるその状態に、
俺はあまり見ないように待っていた。
「飲めた······」
「ん、寝てていいよ。
喉乾いたら言ってね?てか何でも言って。」
「······ありがと。」
もう一度寝かせた後、
おでこに手を当てるとやっぱりさっきより熱さを増していた。
「氷もってくるな、あ、なんか食べる?
薬も飲んだ方がいいと思うし、何か口に含まないと········、
「いい、ここにいて······っ、」
「··········えっ?」
俺の手をおでこまで誘導させて、
ぴたっとくっくけた北山の手。
「ふじがやの手冷たくて気持ちいから····、
行かないでいい、一人にしないで·····っ。」
北山が甘えてくれた。
俺を必要としてくれた。
俺を頼ってくれて嬉しい反面、
今は逆に辛い。
部屋に二人だけということでもやばいのに、
こんなことをされると俺は自分が分からなくなる。
今は理性を次止めることに必死。
なのに、
「·······だめっ?」
熱のせいで赤く染まった頬に
潤んだ瞳で俺のことを捉えて、
俺の興奮材料としては完璧すぎるぐらい。
このままだと俺、めちゃくちゃにしそう。
447人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです! (2020年4月21日 23時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:える | 作成日時:2017年9月23日 22時