ordinary

Pardon ページ44

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｢ねえ〜〜！！！お願い！！！｣


｢やだ｣


｢要件だけは聞け｣


｢、なに｣







終礼が終わって、今日は颯太も星輝も部活があるから1人で帰ろうとしていた所を まずはお前だ〜！！なんて飛びかかってきたのはいつの間にか吹っ切れて仲良くなったらしい名紬と織山さん








この人達のことだからどうせとんでもない事言い出すんだろうと構えていたら 旅行いこう！！なんて私に返答させる間もなく目の前で騒ぎ出す。







｢いきません｣


｢なんで｣


｢わかんない。反射的に行きたくないって思った｣


｢最低｣


｢この子こういう奴だよ織山｣


｢てことで｣








長くなるのが目に見えたからぱぱっと逃げようと鞄を持ったけど、虚しくも2人の手によって止められてしまう。








｢来年は受験に受験に受験尽くしで遊べないんだよ！？｣


｢2人で行ってこればいいじゃん｣


｢私も言った。でもAいないと行きたくない！しか言わないのこいつ｣


｢だって〜〜｣


｢お願い！！！ほんとに！！！行こう！！！！｣


｢ん〜〜｣


｢お、揺らいでるぞ｣


｢ちょろ｣


｢は、？｣


｢ごめんなさい｣







結局、2人の熱い演説に折れて承諾すると
んじゃ私たちは計画立ててくるから人集め宜しく〜！！なんて風のように去っていく。







｢ふう、…疲れた｣






私たち3人に共通して仲の良い人を探すけど、颯太か黒田かしか見当たらなくて、2人とも今は部活中だろうからと、とりあえず連絡を入れておく。









星輝も連れてってやるかあ、







私のSNSにアップされる名紬を見て いつもかわいいかわいいと純粋な目を向ける星輝を思い出して一応星輝にも。









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