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episode7 ページ8

貴方side



『お待たせしました。コーヒーになります』

「ありがとうございます …えっと、どうかしました?」

『あ、いえ。いつも読書してらっしゃるので何を
読んでるのかなって…』


ついそう言うとお客さまは少し目を大きくして


「見られてたんですか」


と口にした


『私、全然そんなつもりは!ごめんなさい!』


変なやつだと思われないように必死に弁解しようと
頭を下げた

すると、どこからともなくクスクスと声が聞こえた。

それはお客さまだったみたいで


「ふふっ顔あげてください笑」

『えっと、怒ってないんですか?』

「怒りませんよ。ただちょっと恥ずかしかっただけです」


なんて言いながら首に手を持っていき優しく笑っていた


『良かったです笑 ごゆっくりどうぞ』


少しだけど話せた嬉しさで、自分でも口角が
上がっているのがわかる

それは千夏ちゃんにも伝わっていたようで
裏に戻るとニヤニヤしながらこっちを見ていた。

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設定タグ:川村壱馬 , 恋愛 , 吉野北人   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:れい | 作成日時:2024年2月25日 14時

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