かよわい君が戦う理由 ページ1
ヴォークルールに到着、神童と霧野が真実を告げようとするシーン。
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俺達はジャンヌが俺達を神の使いだと信じていることを知り、彼女に本当のことを伝えることにした。
霧｢ジャンヌ！｣
ジ｢…？｣
神｢…やっぱり嘘はつけない。｣
ジ｢え…？｣
神｢君が見た光は、確かに俺達だ。でも、神の意志とは関係がないんだ。｣
ジ｢そんな…では、何故あなた達は？｣
神｢…すまない。でも、サッカーを守りたいという気持ちは本当だ！そのためにここに来たんだ。｣
ジ｢……｣
神｢君が協力してくれれば、俺達の大事なものが守れるんだ！｣
ジ｢…！私に…その力があるというのですか…？｣
俺達は、笑って頷いた。
神｢君なら出来るはずだ。｣
でもジャンヌは、何故か心細そうに肩を抱いて座り込んでしまった。
神 霧｢！｣
ジ｢私に…そんな力があるの…？イングランド軍を追い払えるかも分からないというのに…。｣
それを聞いて、俺はジャンヌに近付いて言った。
霧｢ジャンヌ。…怖いのか？戦いが。｣
ジ｢……｣
霧｢それなのに何故みんなを導く？｣
ジャンヌは、小さな声で答える。
ジ｢神の声を…聞いたから。｣
霧｢神の声？｣
ジ｢神は言われたのです…オルレアンを守り、フランスを救えと…。｣
霧｢本当に、聞いたのか？｣
ジ｢本当です！本当なんです！私は神に導き手だと告げられたのです！だから…やらなきゃいけないんですっ…！｣
俺は、何も言えなかった。
ジ｢…疑うんですか…？きっと、みんなも疑っていると思うんです…でも、本当なんです！私は本当に聞いたんです…！幻聴なんかじゃない…。
私は…どんなに怖くても進まなければならないのです…！｣
霧｢ジャンヌ……。｣
分からない。
この子は、本当であればごく普通のかよわい少女のはずなのに。
突然軍を導けと言われて、怖いのに必死で戦って…。
どうして……彼女でなければいけないんだ？
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一乃(プロフ) - いきなりごめんなさい！久々に小説を読みましたが、とっても楽しく読めました！これからも頑張ってください (2020年11月6日 21時) (
レス) id: 12d9a88164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆Chirno☆ | 作成日時：2019年3月18日 18時
