帰国してから恐ろしい程愛されてるんですが

悪魔 ページ32

沖｢おや、Aさんとアリスちゃんじゃないですか｣

ア｢あ、昴さんだ！｣

『やべ…』←


なんと沖矢さんのご登場

お願いだ、この前の事は触れないでくれ


安｢貴方もいたんですか沖矢さん｣


おい、コラ

誰だよ安室さん召喚した奴は←


沖｢安室さんこそ、偶然ですね｣

安｢Aさんの姿が見えたので追いかけて来たのですが｣


スーパー袋を持っているところ、多分スーパーからずっと追いかけて来たのだろう

最早完全にストーカーじゃん


安｢そういえばアリスちゃん、さっき公園で少年探偵団の皆がサッカーしていたよ｣

ア｢ほんと！？ねぇ行ってきていいお姉ちゃん｣


駄目行かないで！

って言いたいところだけどアリスちゃんの上目遣いにはどうしても負けてしまう


『いいよ、遊んでおいで』

ア｢わーい！ありがとう行ってくるー！｣


笑顔で公園に向かうアリスちゃんを見届け、

早くこの場を立ち去ろうとしたが

悪魔二人に腕を掴まれてしまい、逃げられなくなった


安｢待ってくださいAさん｣

沖｢貴方には聞きたい事が山ほどありますからね｣

『き、キキタイコト？』


何だか嫌な予感がする

いや、むしろ聞きたい事ってあれしかない

二人は完全に演じる事をやめ、ほぼ素であろう表情で口を開いた


｢｢キッドに何された｣｣


声は低く、冷たい目で見下ろしてきたので、

いつもとは違う二人に戦慄を覚えた

蛇に睨まれた蛙ってこういう事じゃないのか


『…何も、されてない』

降｢嘘を吐くな｣

赤｢ボウヤから聞いたぞ

何処にキスされた｣


嘘を吐けば吐く程追い詰められ、背中が壁についた瞬間、冷や汗が沸いてきた

無理だ、今のこの人達から逃げられない


降｢それで？何処にされた｣

赤｢正直に言った方が身の為だぞ｣

『……口』

｢｢……｣｣


なんにも変わっておりません

表情怖いままなんですけど

殺されそうで怖いです(震え声)


赤｢ありがとう、教えてくれて｣

降｢今すぐ消毒したいがここは外。

他の奴らにAの可愛い姿を見られたくないからまた今度な｣

『せんでいらんです』

赤｢それから…｣

｢｢キッドは殺すから安心しろ｣｣

『そんな物騒な話聞いて安心できるわけねーだろ』


黒羽先輩超逃げて下さい


『あの、もう帰ってもいいですか？』

沖｢そうですね、では一緒に帰りましょうか｣

安｢Aさんこんな男より僕と帰りませんか｣

『いや私の家こっち方面』


そして再び二人の戦いが始まった

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