story43 ページ46
「うわぁっ!危ねぇっ!!」
そんな焦った声が聞こえて、声のした方を見てみると、なんとサッカーボールが彩に直撃するところだった…!
「きゃあっ!」
「彩っ!!」
私はすぐさま片手で彩を抱え、右足でサッカーボールを繰り返す。
「あっぶねーだろ!誰だこれ蹴ったやつ!!」
私は勢いよくグラウンドを睨む。
「さ、桜木…」
ポカンとした男子共の中に、見慣れた顔が点、点。
「若武じゃん。あ、こいつらKZなわけ?…んでさー、若武。」
私はニッコリと微笑んで若武の目の前までくる。
傍で見守るは、上杉、黒木。
「もしかして、若武が蹴ったボールとか…言わないよね?」
「すっ、すまん!!悪い!!」
若武は顔を伏せ、両掌を合わせて拝むポーズをした。
お☆そ☆い☆ん☆だ☆よ☆
「今更んなこと言って許されると思うなチビが!!!」
私は手に持っていたサッカーボールをグラウンドに叩きつける。
サッカーボールはバシィン!と凄い音をたてると、プシューとへこんでしまった。
わぁお(^o^)←お前がやったんだよ
「あと0.1秒でも?遅れてたら?彩が?怪我してたかも?しれないんだよ?」
めっちゃ疑問符ついてるって?気にしない気にしない。
「もし彩のすんばらしく可愛くてワンダホーでビューティホーなお、か、お、に!かすり傷一つでもついたらどうなるかわかってるよねえええ!?」
超絶指をパキポキ鳴らしてる香苗ちゃんだよ!
「お前サッカー選手になるんじゃなかったの?え?そーんな君が女の子に怪我おわせてどーするんですかー!!私と彩みたいなか弱い女の子にサッカーボールとばすとかふざけてんですかー!!」
「か弱い…?」
後ろでなんか幻聴が聞こえたね!(`・ω・´)
「すっ、すんませんんんんんんんんん………」
「ごめんで済んだら警察いらねえし。」
私はバカ武にそう言い、サッカーボールを一つ取って後ろに下がる。
そして、キョトンとしてるバカ武にこう言った。
「そこに立ってろ。顔面にめり込ませてやっから。」
「え。」
私はバカ武に狼狽える隙も与えずサッカーボールを全力で蹴った。
え?そのサッカーボールはどうなったかって?
もち、バカ武の顔面めり込んでから勢いよくパンクしたよ☆
【完】
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チャッキー - すみません、さっきのコメント「アーヤを溺愛している。」の話です。色んなところで同じコメント打ちまくってます……。すみません (2020年11月22日 22時) (レス) id: 06fedc864f (このIDを非表示/違反報告)
チャッキー - パスワード教えてください!!!ずっと前に読んで、大好きでした!!!更新は止まっているかもしれませんが、どうかお願いします。ツイッターの名前も、チャッキーです (2020年11月22日 22時) (レス) id: 06fedc864f (このIDを非表示/違反報告)
アイロニ - 初めまして、コメントをするのははじめてですが、作品は出たばかりから好きでずっと読ませていただいていました。ロックがかかっていたので諦めていましたが、やはりまた見たくなってしまい帰ってきました。また見れると幸いです。 (2019年8月21日 4時) (レス) id: 7c353430b8 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - また、試してみました。また変な言葉が出て来ました、、、何故でしょう? (2018年4月13日 23時) (レス) id: aead4d6124 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - あ、すみません。あ、あのぅ作者の作品リストが見れないのは何故でしょう?私は全て読みたいので、無理だとわかって、すごいうわぁーーーーーーーーーーーーーーってなりました。見れるようにしてくれませんか??? (2018年3月27日 15時) (レス) id: 40a2a82728 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アイル | 作成日時:2017年7月3日 12時