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どんだけ悩んでも
どんだけ過去を思い出そうとしても
まあ、朝はやってくるわけで
みんなで食卓を囲んで朝食
お母さんもお父さんもいつも通りだ。
「ねえA？」
突然呼ばれた名前に
すこし胸が跳ねた
「受験がもう近づいてるから家庭教師、つけない？
Aの今の学力でも大丈夫だとは思うんだけど
心配で...。」
"家庭教師"
私をあまり夜遅くまで外に出したがらないお母さんが考えた結果なのだろうか。
過保護なお母さん
そうなったのはどうしてだろうか
『...考えてみるね。』
「わかったわ。
ほら遅れちゃうわよ、重岡くん待ってる。」
"重岡くん"という言葉で
昨日までの不安が一気に押し寄せた
普段通り、普段通り...
ドアを開けて、挨拶したらもういつも通り
『行ってきます。』
小さく言いドアを開けた
外には
電柱に寄りかかってスマホをしている重岡がいた
『っおはよ！』
重岡は顔を上げて
「おはよ！元気やな〜」
よかったいつも通りだ。
そこからはいつも通りに登校して、
いつも通りに授業をして
いつも通り迎えた放課後。
私はまたしても"いつも通り"に
社会科準備室の前を通っていた。
濱田先生はいつも通り...
ではなく、
社会科準備室のドアに寄りかかって腕を組んでいた。
「お、きたな。」
私を見て微笑む先生に
胸が痛くなった。
どうしても好き。
そんな思いが溢れ出そうだった。
「どうや、A」
どうやと言われましても
どうもこうもないのですが...
「自分のやりたいこと、見つかったか？」
語りかけてくる先生の顔は優しかった。
「前にも、先生言うたけど。
後悔だけはしてほしくないねん。」
って言うのも と続ける
「先生、後悔しかしてないねんからさ。」
『なんでですか...？』
んーとね。と可愛らしく言う先生
でも次に続く言葉は
可愛らしさのかけらもない言葉だった。
.
「嘘ばっかりついてたからや。」
「やから、もうすぐ鬼に捕まるねん。」
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そら(プロフ) - 初めまして。最後まで一気に読ませていただきました。最初はドキドキしっぱなしで、いつか身を結ぶのかなって思っていたら、いい意味で期待を破られました！卒業式の日の海での会話から涙が止まらなかったです、とても感動しました！これからも頑張ってください！ (2020年8月14日 3時) (
レス) id: e28544dfc9 (このIDを非表示/違反報告)
シャオラン(プロフ) - 初めまして。20話目ぐらいから大体予想が着いたのですが、切なくてそれからずっと号泣でした。最後の10話くらいから涙が止まらず、凄く感動しました。こんな泣ける小説読んだのは初めてかもしれません。これからも頑張って下さい。応援してます。 (2019年2月26日 0時) (レス) id: 39265f0c80 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - みゆきさん» 完結までお付き合いくださいましてありがとうございます！具体的な感想ありがとうございます（ ; ; ） (2018年5月10日 19時) (レス) id: 26039588f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 沙耶さん» ありがとうございます！ (2018年5月10日 19時) (レス) id: 26039588f2 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 完結お疲れ様です！最後�霤沈萓犬�捕まる前あたりからずっと号泣でした！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: f948add40a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2018年3月20日 21時
