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なにを言っているのかわからなかった
静かになって何も言わなかった私に先生は
「先生の人生は鬼ごっこや。
先生はずっと逃げてる。現実から。」
あぁ、先生は前に話した男の子のことを悔やんでる
きっとそうだ。
『...先生は、十分向き合ってますよ。』
そんな先生を私は助けようとこんな言葉を言った。
先生は目を見開いて
「そう、なんかなぁ...」
『そうですよ。
...そんなに悪者にならないでください。』
ありがとう。
目に涙をためて言った先生。
もう、どうしようもなく愛おしくて
「えっ、」
私は、先生の頬に手を当てていた
『....私は、先生の味方です。』
その瞬間、ふわっと包まれた
『っ先生...』
「ごめんっ、今だけ...」
先生の腕の中だった。
強く、それでもどこか優しい
そんな先生からの抱擁に
ただ身を任せた。
"好きです"
今、すごく溢れ出しそうだ。
それでも先生はどうせ私のことは
ただの生徒。すこし優しくしてくれた生徒。
なのでしょう？
あぁ、ずっとこの時間が続けば...
なんてありもしないことを願う。
今だけ、今だけと抱きしめた先生
『ずっとっ...』
抱きしめててください。
そんな思いは届くこともなく
どこかへいってしまうのかな
はっと我に返った先生は
私を自分から離して
「ほんまごめんな...
ありがとう。」
すこし笑って先生は言った。
「気をつけて帰りや？さよなら。」
先生。
そんな悲しい顔をするのはどうして？
私は先生に背を向けて歩き出した。
泣きそうになるのを抑えて
目をつぶって歩いた。
.
「ほんまの鬼は
先生のほうやのに.....な。」
そんなことを呟いてることも知らずに。
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そら(プロフ) - 初めまして。最後まで一気に読ませていただきました。最初はドキドキしっぱなしで、いつか身を結ぶのかなって思っていたら、いい意味で期待を破られました！卒業式の日の海での会話から涙が止まらなかったです、とても感動しました！これからも頑張ってください！ (2020年8月14日 3時) (
レス) id: e28544dfc9 (このIDを非表示/違反報告)
シャオラン(プロフ) - 初めまして。20話目ぐらいから大体予想が着いたのですが、切なくてそれからずっと号泣でした。最後の10話くらいから涙が止まらず、凄く感動しました。こんな泣ける小説読んだのは初めてかもしれません。これからも頑張って下さい。応援してます。 (2019年2月26日 0時) (レス) id: 39265f0c80 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - みゆきさん» 完結までお付き合いくださいましてありがとうございます！具体的な感想ありがとうございます（ ; ; ） (2018年5月10日 19時) (レス) id: 26039588f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 沙耶さん» ありがとうございます！ (2018年5月10日 19時) (レス) id: 26039588f2 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 完結お疲れ様です！最後�霤沈萓犬�捕まる前あたりからずっと号泣でした！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: f948add40a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴの | 作成日時：2018年3月20日 21時
