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蘭ちゃんとコナンくんが帰った後。
ゼロくんが仕事をしている様子を見ながら、昔話に花を咲かせていた。
あの時松田くんが、ハギくんが、ヒロくんが、伊達班長が。
私たちのことは話さないで、彼らのことだけを話す。
「そう、いえばさ…ヒロくんが亡くなったのって…」
ふと、気になった。
ハギくんは私も知っているけれど爆弾処理中の爆死。
松田くんも同じ犯人による爆死。
伊達くんは張り込み終わりに飲酒運転の車に轢かれて事故死。
そうゼロくんから説明を受けたけれど、ヒロくんについては自 殺、としか聞いていなかったから。
それに、彼に対してヒロくんのことを聞きにくかったのもある。
ヒロくんと1番仲がよく信頼関係があったのは、確実にゼロくんだから。
「……仕事が終わるまで待っててくれ。家で話すよ」
「…うん、分かった」
それからというもの、偶然にもお客さんは1人も来ずすんなりと閉店支度をすることが出来たようで。
ゼロくんに案内されて彼の車に乗り込んだ。
「この車……」
「マツダのRX-7」
「はは、懐かしい…」
「だろ？」
かつての学生時代に自らの教官の車をボロボロにした思い出がよみがえってくる。
懐かしい気持ちに浸りながら、助手席に座った。
BGMは街の喧騒。
少しだけ空いた窓から風が入ってきて心地良い。
「仕事はもう終わり？」
「あぁ、部下に少し休めと言われて」
「そっかぁ」
たった少しの会話を終わらせて、少しした頃にとあるアパートの駐車場へと車が入る。
アパートの名前がアルファベットなのはちらりと見えたけれど、詳しい名前までは分からなかった。
こっちだ、と前を歩くゼロくんに着いて行く。
案内された部屋へと入ると、わふっと飛びかかってくる白い塊。
「わっ…い、犬…？」
「ああ、この子はハロだ。おそらく柴犬だと思うんだけど、拾い犬だから詳しいことは分からない」
「へぇ…っふふ、可愛い」
ゼロくんに擦り寄っていたハロがこちらへやって来て、しゃがみこんだ私の手をぺろぺろと舐める。
なんだかコロコロとしていて本当に可愛らしい。
「とりあえず中に入ろう」
「うん」
部屋の中は和洋折衷といったところで、フローリングのスペースと畳のスペースがキッチリ別れている。
ゼロくんに案内されて座った畳の部屋には、一台のパソコンとギターが置かれていた。
続く (更新停止中)
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結衣(プロフ) - RIOさん» ありがとうございます！すみません、確認したのですがfryさんが警視庁に行く描写が見つからず…。宜しければ何ページにあったか教えていただいてもいいですか？ (2022年6月26日 22時) (
レス) @page6 id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
RIO - めっちゃ面白いし感動しました！あの、一つ聞きたいんですが、降谷さんはなんで警視庁に行かれるんですか？仕事関係なら警察庁だと思うんですが、、警備企画課ですし、、 (2022年6月23日 1時) (レス) @page16 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
ヤギ(プロフ) - 結衣さん» 承知しました！念の為削除しましたので残っていたら教えてください！ (2022年4月30日 13時) (レス) id: 4a42e1cfde (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 谷さん» ご指摘ありがとうございます。修正させていただきます (2022年4月29日 19時) (レス) id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - ヤギさん» ご指摘ありがとうございます。後々のこともあるので今回は目を瞑ってくださると幸いです… (2022年4月29日 19時) (レス) id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結衣 | 作者ホームページ：
作成日時：2022年4月27日 0時
