愛されなかった少女と…

可愛い妹…二郎side ページ45

学校…


「ふぁ〜〜…ねみぃ」


友達1「おい、二郎大丈夫かよw」

友達2「あと1時間だから頑張れって！」


「わかってっけど、眠いもんは眠いんだよ…」


今は休み時間…友達と会話してる奴がほとんどで俺もその1人だ…

すると、こんな会話が聞こえた




男子1「最近俺の妹が反抗期みたくなっちゃってさぁ〜
　 前みたいに一緒にいてくれなくなっちまって、ほんと萎えるわ」


男子2「わかる〜俺の妹も一時期そんな感じですげぇ寂しかったわ〜」




友達2「あいつらって、すげぇシスコンだよなぁw」


友達1「それなw俺も妹いるけど、あんな風には思わねぇぞ」


「(妹…か‥Aは今どうしてんだろ…)」


友達2「でも、妹って可愛いのか？」


男子1「そこ聞こえたぞ！妹は可愛いだろ！！」

男子2「そうだそうだ！」


友達1「いや、それはお前らの考えだろ、少なくとも俺はそうは思わねぇよ」


男子1「なんだと！！お前やる気か！？」


友達2「落ち着けって…！何も喧嘩するこたぁねぇだろ」


男子1「なら、多数決で決めようぜ！」


友達1「なんでそうなる……」



多数決の結果半々になった…しかし、このクラスの人数は奇数……

つまり1人手を挙げていないと言う事だ


男子2「誰が手を挙げてないんだ？」


男子1「二郎じゃねぇのか？」


そう、手を挙げていなかったのは俺ただ1人だった…
俺はこの時、ボーッとAのことを考えていた……何故かは自分でもわからなかった


友達1「でも、二郎は兄貴を尊敬してるから…」

「……俺の妹…可愛いぜ」


この時俺はかなりの爆弾発言をしたと思う


友達2「え！？」


友達2「お前…！妹いるのか！？」


男子1「え、二郎お前、いるのか！？」


俺の一言により、クラスは一気に騒がしくなった

しかし、そこに丁度先生が来てみんなは静かになり席に座った




放課後…

今日は掃除がなく…みんな速やかに帰っていった
だが、俺のクラスメイトは何人かが俺に訊いてきた


男子3「二郎お前！妹いるのか！？」


男子4「俺の妹って言ってたしいるんだろ！？」


しかし、ボーッとしながら言った俺には、そんな事言ったか？としか言えなかった


女子1「でも、二郎くんに妹がいたら結構可愛いんじゃない？」


女子「確かに！ねぇねぇ、じろちゃん今度合わせて〜」


「………いや、無理だ(それに、Aは本当の妹じゃねぇし)
あ、わりぃ俺帰るわ」


男子3「あ、二郎待てよ…！」


そんな声は無視して俺は家に帰った

睡眠…二郎side→←新しい家族…

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