ジョングクが六歩目 ページ6
「ジミナ〜Aクラスの場所分かったぁ？…ってグクじゃん」
「あ、テテヒョン」
何で俺のクラスにテテヒョンが来たの
教室のドアからふらっと入ってくるテテヒョン
「テヒョナ知り合い？」
「ん、あぁお前会ったことなかったっけ。こいつ俺らの後輩、ダンス部の新入部員」
え、俺の先輩？
どーゆう事ですかって聞こうとしたら
パクAに遮られた
「オッパダンス部入ってたの？！A初耳だよ！」
「あれ？言ってなかったっけ。テヒョナに半ば無理やりね、俺バイト忙しいから無理って言ってんのに」
「だーから！来れる日だけでいいって言ってんじゃん？」
あ、入部の時テテヒョンが言ってたのはこの人の事か
うちにはね幽霊部員がいるんだけどー。あ、名前はパクジミンっていって！って楽しそうに教えられたっけ
「テテヒョンからジミンさんの噂は聞いてます。四月からダンス部に入りました、よろしくお願いします。」
ぺこっとお辞儀する
「え、テヒョナどんな噂してんの」
げぇって顔してテテヒョンの方を見るジミンさん
「練習あんま来れないくせにダンスめちゃくちゃ上手いって」
「あ〜もう、変にハードル上げて、、やーテヒョナー」
「いいじゃん本当の事だしー、あ！でもね〜」
ニヤニヤしながらこっち来たと思ったら
がしっと首に腕をかけられた
いったいたい
「こいつも、ダンス超上手いよ？」
頭ガシガシって撫でられる
ニシシって口を四角にしてわらってるテテヒョン
「オッパが踊るところ見てみたい！！」
パァって顔を明るくしてお兄さんの方をみるパクA
あれ、聞いてなかった？俺も上手いよってお墨付きもらったばっかなんだけど
何で俺の方は全然みないで後ろのお兄さんばっか見るの。またその笑顔で。
え〜、だからそんなに上手くないんだってば〜って本当に困った顔してるお兄さん
それでも見たいのって引かないパクA
俺の妬ましさを詰め込んだみたいな視線に気づいたのか
お兄さんは少し笑った
んで、パクAの頭の上にポンっと手をのせた。じゃあ今度ね、今度見せてあげるって
くそ、余裕かよ…
その時五分前のチャイムが鳴った
「あ、もう教室帰んなきゃ」
「だな、A！グク！じゃあな〜」
「ばいばいー」
なるべくなるべく聞こえる声で
「テテヒョン、お兄さん、さよーなら」
俺の最後のガキみたいな悪あがきは、お兄さんにだいぶ効いたみたいだった
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作者名：無糖 | 作成日時：2015年11月25日 1時
