あなたが四歩目 ページ4
オッパいつ来るんだろ
もう二時間目も終わっちゃった…
忘れてたらやだな〜って携帯を何度も見返す。催促するの変かな…なんて思ってたら隣の席に誰かが座った
あ！オッパ？！って思いっきり横を見た
はじめましての男の子とバッチリ目が合う
なんだ、オッパじゃないんだ…
「…あんた誰？」
「あなたこそ、誰ですか」
「…あー転校生くるって、ジン先生言ってたっけ」
自己解決し始める見知らぬ男の子
隣の席の子なんだ…今来たのかな
ってかこの子もすっごくイケメンだ…
イケメンって、何か怖いってか身構えちゃうんだよね。威圧感がすごいっていうか。
これオッパに言ったら何それって笑われたし、テテオッパには、なら俺のことも怖いんだ？って真顔で聞かれたなぁ〜。いや？って真顔で返したけど
「俺チョンジョングク。あんたは？」
「パ、パクA」
「ねぇ何でそんな警戒してんの？」
グッと顔を寄せてくるイケメン君
ち、ちかいちかいちかい
ってか、肌綺麗鼻高い目クリクリこわいこわいこわい！！
「はい、そこまでね」
パッと視界が遮られた
この手の感じにこの匂いにこの声は……
「オッパ！！！」
目隠しされてた手をパッと離されて後ろを振り向くと少し不機嫌そうなオッパ
「オッパだぁ〜〜！！いつからいたの？？」
「いつからいたの？じゃないでしょ、教室ついてLINEしたのに返事来ないし。んで何してんの」
視線をジョングク君に移してじっと見つめるオッパ
「別に何もしてないですよ…彼氏とかですか？」
ジョングクくんが顔色一つ変えずにオッパと見あってる…ってか、に、睨み合ってる？
「…妹。俺の」
「あぁ、兄妹ですか。」
って、ジョングク君ちょっと笑った
な、何か雰囲気が重いな〜
「ジミナ〜Aクラスの場所分かったぁ？…ってグクじゃん」
「あ、テテヒョン」
えっ、ってオッパと声が被った
教室のドアからふらっと入ってくるテテオッパとジョングク君を交互に見る
「テヒョナ知り合い？」
「ん、あぁお前会ったことなかったっけ。こいつ俺らの後輩、ダンス部の新入部員」
えっ？！オッパダンス部入ってたの？！
聞いてない聞いてない！！
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作者名：無糖 | 作成日時：2015年11月25日 1時
