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ジェ「ただいまー！！」
私にとっては、見慣れたお家。だけど、そこにジェシーの元気な声が響くと、いつもより何百倍も明るくなるのは、彼の持つ暖かさのおかげなのかな。
―おかえり〜！！
リフォーム前で車いすでは難しいからってほくちゃんに抱っこされたジェシーを、一足先に帰ってきていた樹くんたちが出迎えてくれた。
楽しかったか？きつくない？って大好きな５人に囲まれるジェシーは、なんだかとてもうれしそうな顔で。ここに帰ってくることができて本当に良かったって、輪の外から眺めてたら。
ジェ「ねぇねも！」
そう言ってほくちゃんの腕の中から伸びてきた手が、私も輪の中に引っ張った。
「おかえり…ジェシー。」
思わずこぼれた涙をいそいでぬぐえば、うれしいねって慎ちゃんが抱きしめてくれて。
高地「さ！いい加減、中入るか！」
こーちの言葉にみんなで靴を脱いだ。
夕飯の準備ができるまでの間、ジェシーは慎ちゃんにおんぶされてお家の探検に行った。
2階に行ってから、うわー！とか、すげー！とか、とにかく楽しそうな声ばっかり聞こえてきて。この声だけで笑えるなって、樹くんとたいちゃんがくすくす笑ってた。
森本「ここが、ジェシーのお部屋になるからね！」
そういって、リフォーム前の和室に入る2人を見て、まだジェシーに、パパとママを合わせてなかったことに気がつく。
ちょっと待って！って和室に入ると、すでにパパとママの写真の前で座り込むジェシーがいた。
ごめん、って謝る慎ちゃんだけど、悪いのは私だから。
「ごめん、最初にここから来なくちゃだったね…。っ…、これがパパで、これがママだよ。」
ちいさな骨壺に入った二人を見せると、ほろほろと綺麗な瞳から涙が流れる。重心が安定しなくてふらふらと揺れる背中を慎ちゃんが後ろから抱きしめるように支えてくれていた。
ジェ「も、あえない…？」
ジェ「もう、おしゃべり、できっなぃ…？」
「ん…。そ、だね。お空にいっちゃった。」
正直、聞くことも、答えることも苦しいけれど、しっかりお別れできていないジェシーにとっては大事な時間だから。いつの間にかあふれる涙を力任せにぬぐいながら、目の前で生きていてくれる弟と、向き合う。
ジェ「こわっい！んん…やだっ！っ…」
目の前で引き攣った呼吸をするジェシーの手を握るけど、カタカタ震えるそれは握り返してはくれなくて、なんだか自分でさえもうまく息ができているか分からなくなった。
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みー(プロフ) - きなりさん» こちらこそありがとうございますm(_ _)mよろしくお願いしますm(_ _)m (2021年10月30日 2時) (
レス) id: 4b53f5dd0a (このIDを非表示/違反報告)
きなり(プロフ) - みーさん» リクエストありがとうございます＾＾お時間いただくと思いますが、気長にお待ちいただけたら嬉しいです！＾＾これからもよろしくお願いします！ (2021年10月29日 21時) (レス) id: d102b3716c (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも夜中に見てます！！リクエストしてなかったらごめんなさいm(_ _)m夢主ちゃんがてんかん出るお話をみてみたいですm(_ _)m (2021年10月28日 0時) (レス) id: 4b53f5dd0a (このIDを非表示/違反報告)
きなり(プロフ) - nさん» 嬉しいコメントありがとうございます！随分前にいただいていたのに、お待たせしてしまって申し訳ありません…。またリクエストしてくださると嬉しいです！更新頑張ります＾＾ (2021年10月21日 23時) (レス) id: d102b3716c (このIDを非表示/違反報告)
n - エレベーターのリクエストをした者です。書いていただきありがとうございました。すごいいいお話で感動しました！お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！ (2021年10月21日 1時) (レス) @page32 id: bbc023a104 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなり | 作成日時：2021年9月23日 22時
