天才暗殺者【ハイキュー×暗殺教室】

カコ・ごわ ページ19

夢主side

師匠が新しい弟子をとったときだったか。
私はある日、ひと組のグループに会った。

名前は


“黒尾組”

師匠はあまりかまってくれない。
新しい弟子の方が未熟だから、教えることが多くなるのはわかっていた。
でも、幼い頃に両親を亡くし、愛されるということがなくなった。
今だってどちらかと言えば小さい子どもだ。
だから…
優しくされれば誰でも良いというわけでもないだろうが、でも

たとえそれが殺し屋でも。


……私は確かに、嬉しかったんだ。


黒「有希っていうのか。俺たちは黒尾組って言う組織だ。」
「……！」
孤「うん…よろしく有希。」
翔「おれ日向翔陽！よろしく！」
赤「よろしくお願いします」

「……うん」

それに楽しかった
師匠に教えてもらえていないこともたくさん教えてもらった
もしものための仕込みとか、体術とか。
師匠はもう一人の弟子につきっぱなしだもんな
仕方ないし、学べるからいっか。


そんな状態のまま、また二年が過ぎ、
四年ぶりに師匠と一緒の仕事をした。

あれからさらに技術は上がっていったので師匠はだいぶびっくりしていた。

「(これも…黒尾組の人たちに教わったな……)」ﾌﾜｯ

まるで舞っているように。
血飛沫が美しく流れた。
師「………！」

「お疲れ様です師匠。」
師「うんおつかれ。スキル上がったね」
仕事は全て終わり、帰ろうとした時、

………ｿﾞｸｯ

！？
後ろに視線を感じて私はピタリと立ち止まった。

「…師匠。私達騙されたみたいですよ？」
師「…そうみたいだ」

振り返るとフードをかぶった数人の男(？)。
ぱっと見て、5〜8人……？
暗くてよくわからないが、後ろにもっといるかもしれない。

男達は私たちが気づいたのを察し、バッ！と襲いかかってくる。
「し、師匠！」
師「……ッ！」
しまった。仕事終わって完全に油断した……！
それでも師匠と私は男の急所を突き、一人ずつ気絶させていく。
数が多すぎる……！何人いるの……！？
ドカッ！
「ッ……くっ」
少しの間は頑張ったが、そのうちの三人におさえられてしまった。

？？「いやーさすがですね。しかしもう少し早く感づくと思って。負けたよ有希さん。そこの師匠は予定通りだったんですが。」

「やっぱりお前の仕業だったか」

？？「ではまた後で。」

その声とともに私の意識は途切れ、気がつくと縛られ、捕まっていた。









ﾊﾟﾁｯ
………あ。過去の夢か。
久しぶりに皆と動いたから思い出したんだな

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