12 ページ12
翌日……
隣の席の○○くんがトイレに行っているときだった。
「「「にっのっみっやく〜ん♪」」」
という
綺麗にハモった声が近ずいてきた。
語尾に♪がついているような声色は、
何かからかいに来たんだとすぐに分かった。
「なんだよ…」
O「ひどくなあ〜い！○○くんとの態度の差！」
キモっ！
オネエかよ
S「きみさ〜、○○くんにさあ〜、惚れてるでしょ〜？」
図星だけども……
簡単にはい、そうです。って言えば、一生からかい続けられるに決まっている。
だからね、
隠し通さなきゃいけない。
でも、俺は大丈夫と自信を持っていた。
なぜなら
小4から中3まで5年間クラスの劇や文化祭の演技で
主役を務めていたからだ！
それほどまで俺は演技が上手い。
だから、
こいつらから逃れられる自信があった。
M「じゃあ、昨日はなんで挙動ぶしんだったの？」
S「挙動不審な」
「別に。普通だし」
O「いーや。嘘だね。顔赤かったしー！！」
「昨日暑かったからでしょ」
M「今日も暑いよ」
「今日は昨日よりも涼しいんでしょ」
S「天気予報じゃ今日の方が暑いらしいぞ」
こうした言い争い？は○○くんが戻って来るまで続いた。
A「どーしたの？みんな」
O「なんでもないよ。じゃあ末永くお幸せに〜♪」
「「お幸せに〜」」
A「？？？？？」
あのヤローども
マジムカつく
気にしないでいいよ。
○○くん。
こういう小競り合いは日常茶飯だから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はまちゃん | 作成日時：2018年3月25日 23時
