今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:7,074 hit
小｜中｜大
2 ページ2
自分の机に突っ伏してしばらく息を整えていると、
「何？水も滴るいい男演じてんの？」
と
声が聞こえた。
視線を声のする方に向けなくても声で分かる。
コイツは○○。
髪は茶髪、耳にはピアス、目にはカラコン。
一見チャラチャラしていて不良のように見えるが、
成績は2学年でトップだ。
人は見かけによらないよなぁ〜
と
コイツを見るたび思う。
「水じゃなくて汗だし。」
S「ってか、珍しいじゃん。遅刻間際って」
「目覚まし時計ぶっ壊れてさ」
S「へえ〜飛んだ災難だったな」
めっちゃ人事じゃん！
しかも棒読み！
「ねえねえ！転入生来るんだって！女の子かな？」
突然話しかけてきたのは○○。
ヒョロヒョロで目がバカデカイ。
身長は今は越されたが、中学の頃は俺の方が2倍(ぐらい)デカかった。
あの頃は赤ちゃんみたいだったよ。
いや〜マジで。
大きくなったねえ〜
と
コイツを見るたび思う。
「ここ男子校だぞ。女が来るわけないじゃん」
このロン毛は○○。
あの髪の毛邪魔じゃないのかと思う。
いつも鼻をほじってノホホーンとしているくせにダンスはキレキレ、歌はクソ上手い。
コイツも○さん同様、
人は見かけによらないよなぁ〜
と
つくづく思う。
そんなこんなで色々話していたら
ホームルームの開始を告げるチャイムが鳴った。
それぞれ話していたクラスメート達が席に着く。
チャイムが鳴ってしばらくしたら担任のハゲジジイが教室に入ってきた。
ハイ！
遅刻〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はまちゃん | 作成日時：2018年3月25日 23時
