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太「どうぞ」

「…お邪魔します。」

あの後私は太輔と一緒に家に帰った。


しばらくすると太輔がコーヒーを持ってきた。

「ありがとうございます。」


太「そういえば、自己紹介まだでしたね!僕は藤ヶ谷太輔です。」

「あっ!はい!よくテレビ出られているので知ってます。
私はAAです。あっ…。」

うっかりほんとの名前言っちゃった…。

太「A…?」

その瞬間太輔の目が揺れた。

「えっと…」

やばい…。
通りすがりの人が同じ名前だなんてそんなことあるわけない…。

どう誤魔化そうか考えながらコーヒーに口をつける。

「うわっ!あっつ…!」

コーヒーは思ったより熱くてびっくりした拍子に少しこぼしてしまった。

太「大丈夫ですか!?」

太輔はすぐにこぼれたコーヒーを拭いて、私に水を持ってきてくれた。

「すみません。ありがとうございます…。」

太「いえ、熱すぎましたよね。すみません。…あっ、袖にコーヒーが…。」

「えっ、ほんとだ!申し訳ないのですが洗面所借りていいですか?」

太「あぁ、もちろん。」

私は洗面所へ向かった。

太「え、あの…?」

「?」

太「洗面所の場所分かりますか?」

あ。しまった!分からないふりしないと!
これじゃ入ったことない家の構造把握してるヤバい奴になっちゃう!

「…すみません、とりあえず行こうとしたんですけど分かりませんでした!笑」

太「あはは!Aさんって面白いですね!
洗面所こっちですよ。」

「…ありがとうございます。」

洗面所まで案内してくれると、太輔は「ずっと見られてたら洗いづらいだろうから」とリビングに戻った。

袖を洗いながら考える。

2週間徹底的に怪しまれないようにしなきゃ…。

さっき普通に「Aさん」と呼んでくれたから、多分同姓同名ってことだと思ってくれてるよね…?

危なかった〜…。

??「ほんとですよ。」

「うわっ!何!?」

声が聞こえて驚いて顔を上げると、



天「1日目でこれだと先が思いやられる…。」


鏡の向こうに天使がいた。

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作者名:結菜 | 作成日時:2021年10月3日 0時

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