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「…それはどういうことですか?」
天「本来あなたは2週間後に亡くなる予定でしたが、手違いで今日亡くなってしまいました…。」
「ちょっと!私の2週間返してよ!」
天「返したいのですが…一度死んだ人間が生き返ったりしたらまずいです…。」
「なんとかしてよ〜!」
天「…あっ!一つだけ戻れる方法があります。」
「えっ!なに?」
天「あなた自身が容姿を変えて下界に戻るのです。」
「そんなことできるんですか!?」
天「はい。なので容姿を変えないといけないのですが、何か希望はありますか?」
「私のなりたい容姿になれるってこと…?」
天「はい。」
「じゃあ…目はパッチリ二重で顔のバランス完璧で小顔で髪サラサラロングでスタイル抜群で色白で…」
天「すごい強欲…」
「なによ、元はと言えばあなたが間違ったせいなんだから!」
天「…すみません……。わかりました!多分希望通りになったと思います。」
すると一瞬体が暖かい何かに包まれた。
「…今もう容姿変わったんですか?」
天「はい。すごく綺麗ですよ。あと、下界に行く前にあなたにこれをあげます。」
そう言って天使がくれたのはリングだった。
天「これを指にはめて指を組みながら心の中で願いを言うと3回まではなんでも願いが叶います。あ、生き返りたいとかは駄目ですよ。」
「へぇ〜すごい…。」
天「どうしても困ったら使ってください。3回までなのでくれぐれも慎重に。」
「わかりました!ありがとう!」
天「では2週間後の24:00になったら迎えに行きます。悔いのないように頑張ってください!応援しています!」
天使がそう言うと、急に今までいた場所が光り始めて眩しくて目を瞑った。
そして目を開けたら、目の前には頭から血を流して倒れている「私」がいた。
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作者名:結菜 | 作成日時:2021年10月3日 0時