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白装束 ページ36

レッカくんの腕がどんどん凍りついていく
残酷な世界だとつくづく思い知らされる


星「カリム!!邪魔をするな!!」

カ「やめろ、お前が熱くなればなるほど俺はお前を冷やす!!」

星「こんな氷蒸発させてやるぜェ!!」


見ていられない
どうして彼がこんな事に手を染めてしまったのか、…許せないな


森「よせ!!お前自身が燃え尽きるぞ!!」


星「ふぁいあぁあぁ★」


カ「……こんなことするために、いつも後ろにいたんじゃねェんだよ……」


『カリムくん…』


かける言葉が見つからない
伝導者、か…
僕も怯えている暇なんてないんだよな


リ「報告を受けて来てみれば…カリム…これは一体…?それに貴方は…!!」


『あ、久しぶりだね』


カ「そこら辺の話しはあとだ」


リ「…第1は大丈夫なのか?」


カ「俺の勘でしかないがこれは第1だけの問題じゃない気がする


もっと大きくて大きなこの国自体の問題だ」


氷漬けにされたレッカくんを見据える
真っ直ぐな彼の面影は、もう、ない
熱血クソ野郎か…君はその渾名が良く似合う格好になってしまったね


森「助かりました!レッカは死んだんですか…?」

カ「空気穴を開けてある、封印しているだけだ

後で全ての情報を吐かせる」


一息ついた途端、外から光る物が目の端に映る
あれは…?

ドパンッ

瞬間、激しい破壊音と共に土埃が立つ
なんだ今のは…狙撃?


カ「何が起こった?」


リ「一瞬光が…」


森「え!?」


赤、紅、朱
また死んだ、僕の、目の前で、人が!!
遠距離の攻撃…標的が見えるところから撃ってくるはずだ

第二撃も予想しておかねばならない


リ「一体何が起きたのです…」

環「レッカ中隊長…」


ギラッ
あそこか!

『二人とも避けろ!!』

炎の剣で狙撃を弾く
あちらから狙われているだけじゃ埒が明かない


カ「狙撃!?」


リ「どこからですか!?」


急な狙撃に混乱してるな…
次の攻撃が来る前に場所を確定させないと…


リ「カリム!!」


時が止まるような感覚だ
レッカくんは死に、フォイェンの腕は飛ぶ
腹の奥底から怒りが沸いてくる

パキンッ

面が割れ落ちる


『許されると思うなよ!!』

狙撃 カリムside→←伝導者



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門神(プロフ) - 零さん» ありがとうございます!今後も頑張って行こうと思います!! (2020年5月28日 1時) (レス) id: 170f584af4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続き楽しみしています!応援しています! (2020年5月28日 1時) (レス) id: a6228b64bd (このIDを非表示/違反報告)
門神(プロフ) - 未羽さん» ありがとうございます!Twitterもフォローさせて頂きました! (2020年5月25日 13時) (レス) id: 170f584af4 (このIDを非表示/違反報告)
未羽(プロフ) - 更新待ってます!!あとTwitterもフォローするので、うちのもフォローしてくれると嬉しいです! (2020年5月25日 12時) (レス) id: c79f5e12a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:門神 | 作成日時:2020年5月23日 3時

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